「夜に駆ける」MVが視聴制限!YouTube規制内容とは?問題は自殺想起シーン?




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夜に駆けるMVが視聴制限!YouTube規約内容とは?問題は自殺想起シーン?

大ヒット曲「夜に駆ける」のMVがYouTubeの規制対象となり視聴できなくなりました。現在は無事復活しましたが、このMVの何が問題でどのような規制の対象となったのでしょうか?問題のシーンを検証してみました。

YOASOBI「夜に駆ける」のMVがYouTube規制対象に

音楽ユニット「YOASOBI」がYouTubeに投稿した楽曲「夜に駆ける」のミュージックビデオに、注意書きが表示される状態になっている。再生しようとすると「一部の視聴者にとって攻撃的または不適切な内容を含んでいる」という文言が表示される。事態を受けたYOASOBIは5月30日、米Googleとの話し合いを進めていることを公式Twitterアカウントで明かした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b1720c763b3ce508c9f34d66245bc3729e093388

5月30日に視聴規制の対象となった「夜に駆ける」。この規制によりMV視聴も広告挿入もされない状態となっていました。しかし翌日31日午後には再び視聴・広告表示が可能になっています。

YouTubeで規制対象となる動画の内容とは?

YouTubeを利用していると時々視聴制限がかかって見られない動画に出くわすことがあると思います。

実はYouTubeでは「ふさわしくない」と判断されたコンテンツは視聴できなくなったり、広告が掲載できなくなったりします。

ではYouTubeではどのような動画をふさわしくないと判断しているのでしょうか?

具体的な規制内容をYouTubeのガイドラインに沿ってご紹介します。

Youtubeで広告掲載には不適切なコンテンツ

YouTubeは広告を掲載することで動画を収益化できる仕組みですが、広告掲載するためには、動画やタイトル、サムネイル画像に以下の要素を含んではいけません。

  • 不適切な表現

冒涜的な表現(クソやFワードなど)、下品な表現を繰り返し使用する。

  • 暴力

血、暴力、怪我のみが中心となっている(ニュースやドキュメンタリー、芸術などの意図があり、特別に生々しいとは言えない場合は例外)。

  • アダルトコンテンツ

モザイクのないヌードや、性的満足を意図した性的表現が非常に強いコンテンツ。ただし生々しい描写が無く、教育動画だったりMV(芸術表現)だったりの場合は例外

  • 衝撃的なコンテンツ

事故や排泄、医療処置、動物を解体調理など視聴者に動揺、不快感、衝撃を与える可能性のあるコンテンツ(軽度~中程度のショックを与える動画であっても教育やドキュメンタリーの場合は例外)。

  • 有害または危険な行為

身体的、感情的、心理的に重大な傷を与えるような、有害又は危険な行為。ウイルスに対して闇雲に不安を煽る、悪質ないたずら、怪我や事故の映像を伴うスタント等の動画、未成年者に対してタバコやアルコールを煽る動画など。

  • 差別的又は抽象的なコンテンツ

個人または集団に対する憎悪や差別を助長する、または対象人物を誹謗中傷する動画。

  • 危険ドラッグや薬物に関連するコンテンツ

違法薬物や規制対象の合法薬物等の販売、使用、乱用を取り上げる。使用を助長するコンテンツ。

  • 銃器に関連するコンテンツ

本物偽物問わず、銃器の販売、組み立て、乱用、悪用が中心のコンテンツ。

  • 物議を醸す問題

児童虐待、性的虐待、自傷・自殺行為、DV、ハラスメント等の衝撃的内容を含んだコンテンツを本人が詳細に語ったり、実況する。その行為を奨励、賛美を行うなど。

  • デリケートな事象

近年に行われたテロ組織や薬物取引組織によって人の命が奪われた事件についてのコンテンツ(傷の癒えない被害者がいる事件)。ただしニュースやテロ行為の映像を含まない教育、ドキュメンタリー、ドラマ化されたコンテンツ等は例外。

  • 扇動的、侮辱的なコンテンツ

不当に炎上を招く、扇動する、他者を侮辱するコンテンツ。

  • タバコに関連するコンテンツ

タバコの宣伝、タバコ関連商品・類似商品の宣伝

  • ファミリーコンテンツに含まれる成人向けのテーマ

成人向けのテーマ(性行為、暴力、下品な表現、子供に人気のキャラクターを利用した不適切な描写)を含みながら、一般の視聴者向けどうかに見せかけているもの。

※上記はガイドラインの一部をご紹介したものです。詳しくは原文をご確認ください。

制限付きモードで規制対象となるコンテンツ

YouTubeは学校や公共機関等での利用を想定して制限付きモード(不適切なコンテンツを見られなくする)を設けています。

その制限対象となるのは以下のようなコンテンツです。

  • 薬物とアルコール

薬物の使用や乱用に関する会話や摂取しているシーンが含まれる。

  • 性描写

性交や性的行為に関する過度なコンテンツ。教育目的やキス等の過度ではないコンテンツは視聴可能。

  • 暴力

暴力や暴力的行為、自然災害、惨事の具体的な描写が含まれるコンテンツ。

  • 成人向けのテーマ

死亡や重篤なケガ人が発生したテロや戦争、犯罪、紛争を詳細に取り上げたコンテンツ(具体的描写が無くても制限対象)。

  • 冒とく的表現や成人向けの表現

冒とく的であるなど不適切な表現が含まれる動画。

  • 炎上目的や侮辱的なコンテンツ

不当に炎上を招く、扇動する。または個人や集団を侮辱するコンテンツ。

※上記はガイドラインの一部をご紹介したものです。詳しくは原文をご確認ください。

「夜に駆ける」MVに該当した規制とは?

YOASOBIの「夜に駆ける」MVについては「一部の視聴者にとって攻撃的または不適切な内容を含んでいる」という規制の文言が表示されていました。

では「夜に駆ける」MVのどのような点が攻撃的または不適切な内容であると判断されたのでしょうか?

「夜に駆ける」MVの問題のシーンとは?

「夜に駆ける」のMVが問題視されたのはどのような表現だったのでしょうか?

このMVは男女の物語なのですが、一番印象的に登場するのが屋上の場面。

屋上からダイブする描写が3回登場します(というかこの描写がMVのメイン)。

それに加えて、血液のような何かで顔が覆われていたり、目から赤い涙が流れるような描写や、生きている蝶々を万年筆で刺す描写、眠っている男性に女性がキスする”死”連想させる描写もあります。

これらが攻撃的かつ不適切であると判断されたのでしょう。

映像だけでなく歌詞も問題?「夜に駆ける」は自殺がテーマ?

「夜に駆ける」のMVには、上記のようにショッキングな描写があるものの、アニメーション制作を手掛けた藍にいなさんのイラストは、美しく品があるため、残虐性や恐怖を感じることなく最後まで観ていたという人も少なく無いのではないでしょうか?

実際に国内海外問わず、過去にはもっと残虐だったりグロテスクなMVも存在するので、このイラストだけが理由で「夜に駆ける」が規制されたのでは無いのかもしれません。

「夜に駆ける」は星野舞夜さんの小説「タナトスの誘惑」から着想を得て作られた楽曲です。この「タナトスの誘惑」と言う小説は、死に引き寄せられた女性と、彼女が自殺しようとしている屋上で彼女の自殺を止めた青年の物語です。

この物語のテーマはタナトス(=死の欲動)です。

つまり、アニメーションだけが過激だったのではなく、歌詞の内容も含めて、負の影響力があると判断されたのかもしれません。

「タナトスの誘惑」を読みたい方はこちら

「夜に駆ける」MVのYouTube規制がすぐに解除された理由は?

「夜に駆ける」MVがYouTubeの規制対象となってからすぐに、YOASOBIのAyaseさんらがYouTubeに掛け合ったとのことですが、翌日には見られる状態に復活しています。

これほどスムーズに規制が解除されたのは、やはりこの動画がMV(芸術作品)だったからでしょう。

先程ガイドラインをご紹介しましたが、不適切であると判断されるコンテンツには、教育やニュース、MVなどの意図があれば該当しないという基準がありました。

「夜に駆ける」が規制対象となった経緯は不明ですが、精査したところ、ルール違反には当たらないと判断されたのではないでしょうか。

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