THE ALFEEの高見沢俊彦さんが、サンマリノ共和国からナイトの称号を授与されました。
ナイトの文化に馴染みの薄い日本人の感覚ですと、ナイトの称号を得る=偉大な人になる。という、なんとなく漠然としたイメージしかわきませんが、実際ナイトになると何が変わるのでしょうか?
また、高見沢さんにナイトの称号を授けたサンマリノ共和国ってどんな国なのでしょうか?
THE ALFEE高見沢、ナイトになる
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— テックインサイト (@Techinsight_JP) 2019年3月3日
2019年3月3日、THE ALFEEの高見沢俊彦さんが、サンマリノ共和国からナイトの称号を授与されました。
は都内で行われた授与式は、
マンリオ・カデロ特命全権大使や、マルコ・ポデスキ大臣が出席する
サンマリノ共和国の国をあげたイベントだったようです。
サンマリノ共和国からナイトの称号を与えられた日本人は高見沢さんが初。
高見沢さんに与えられた称号は“聖アガタ勲章”の「Cavaliere ufficiale (Knight Officer)」というものだそうです。
高見沢さんがナイトになった理由は、
カデロ大使の著書「だから日本は世界から尊敬される」や、
サンマリノ共和国の自由と平和を重んじる考え方に感銘を受け、
以後、大使と交流を続け、日本の魅力を精力的に発信してきたことだそうです。
カデロ大使は2020年にアルフィーを招いて、
同国初のクラシック以外のコンサートを開催したいと考えているそうです。
サンマリノ共和国は世界で5番目に小さな国

引用:
サンマリノ共和国はイタリア半島の中東部にあります。
ブーツ型のイタリア半島のちょうど膝裏ぐらいの位置ですね。
四方をイタリアに囲まれた、とても小さな国で、
広さは61平方キロで東京都世田谷区よりちょっと広いくらい。
これは世界で5番目の小ささです。
人口は約3.3万人。日本の小規模な地方都市と同じかそれ以下の人口ですね。
サンマリノ共和国は世界最古の共和国です。
元々、ローマ教皇によるキリスト教迫害から逃れるために築かれた城塞都市であり、
国の中心には標高739mのティターノ山がそびえ立っています。
(首都サンマリノ市はこの山の山頂にあります)
しかしこんな小さな国ですが、
年間300万人以上、1日あたりにして8000人以上の外国人観光客が訪れる観光国家なんです。
それもそのはず、国家の大部分が世界遺産になるほど、
歴史的で美しい国なんですよ。
観光以外の産業としては
銀行業、電子産業、窯業が盛んです。
主な農産品はワインとチーズだそうです。
サンマリノはEUの一員ではありませんがユーロが使えます。
そしてなんと、消費税がありません。
ここが観光客にとってなんとも嬉しいところですよね。
ナイトになるとどうなるの?特権はあるの?
気になるのは、ナイトになるとどんな良いことがあるんだろう?ということですよね。
まず高見沢さんの場合は、メダルの他に、
サンマリノ共和国のぶどう畑2つを「ヴィニャ・ディ・タカミー(たかみーのぶどう畑)」として選定され、
そこで、オリジナルワインが作られる事になりました。
それから、先程も触れましたが2020年にアルフィーのコンサートのオファーも受けています。
と、このように商業的なメリットはあるようですね。
では特権的な、国家の扱い的なメリットはあるのか?
という話ですが、
とくに何もありません(おそらく)。
そもそも、ナイトとは特別な身分ではなく、名誉称号です。
日本で例えると、イコールではありませんが、
紫綬褒章などの”褒章”のようなもので、
それを貰うことで身分が上がるわけでも
セレブになれるわけでもありません。
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なのでナイトの称号をもらった高見沢さんが
サンマリノ共和国側から何か優遇してもらうというようなことは無いと考えられます。
しかしこの出来事がきっかけで
同国民からの高感度は上がるかもしれませんね。
日本人としてすばらしい貢献をしていただいた高見沢さん、ありがとうございます!