アヌシー国際アニメ映画祭どれだけすごい?ジブリ他日本の作品も受賞歴あり




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プペル快挙!アヌシー国際アニメ映画祭はすごい?ジブリ他日本の作品も受賞歴あり

キングコング西野亮廣さん製作総指揮の長編アニメ映画「えんとつ町のプペル」がアヌシー国際アニメーション映画祭2021の長編映画コンペティション部門に選出されました。

アヌシー国際アニメーション映画祭はアニメーション作品のコンペティションの中でも大規模なものです。アヌシー国際アニメーション映画祭とはどのような映画祭で、またどのような影響力をもつのでしょうか?

西野亮廣「えんとつ町のプペル」がアヌシー国際アニメーション映画祭のコンペに選出

キングコング西野が製作総指揮を執ったアニメ映画「映画 えんとつ町のプペル」が、「アヌシー国際アニメーション映画祭2021」の長編映画コンペティション部門「L'officielle」に選出された。 「アヌシー国際アニメーション映画祭」はカンヌ国際映画祭のアニメーション部門が独立して始まり、国際アニメーションフィルム協会公認の世界最大規模となるアニメ映画祭。今年はフランス現地時間6月14日(月)から19日(土)に開催される。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0b39cef10d10f9aa7efc4d9a985d1e9cf7e09ec3

「えんとつ町のプペル」はキングコング西野亮廣さん作の同名絵本のアニメーション版です。

制作はSTUDIO4℃、監督は廣田裕介氏が手掛け、声優に窪田正孝や芦田愛菜さんらが起用されました。

「えんとつ町のプペル」は6月2日~6日に開催されるロッテルダム国際映画祭のクロージングフィルムにも選ばれており、ダブルの快挙です。

2021年のアヌシー国際アニメーション映画祭では、「えんとつ町のプペル」の他にも「ジョゼと虎と魚たち」も長編部門に選出されています。

アヌシー国際アニメーション映画祭はアニメ界で最も歴史ある国際映画祭

アヌシー国際アニメーション映画祭とはどのような映画祭なのでしょうか?

実はアヌシー国際アニメーション映画祭は世界で最も歴史のある国際映画祭です。

1960年に世界で最も大きな映画祭の1つであるカンヌ国際映画祭のアニメーション部門が独立して誕生したのが、このアニメーション映画祭でした。

アヌシー国際アニメーション映画祭は規模も世界最大級。国際アニメーション映画協会や映画芸術科学アカデミー公認の最も権威ある映画祭と言っても過言ではありません。

昨年は開催60周年だったのですが、コロナの影響で中止となりました。そのため、今年2021年に昨年行う予定だった記念イベントが持ち越しとなったため、今年はよりいっそう特別な映画祭となりそうです。

映画祭が行われる毎年6月の期間中には、フランス・アヌシーの街のあちこちでコンペティションノミネート作品や、過去の名作アニメーションが一日中上映されます。また、世界最大のアニメーションの国際見本市(MIFA)も同時開催されるので街全体がお祭りムードに包まれます。

アヌシー国際アニメーション映画祭のコンペ部門や賞の詳細

アヌシー国際アニメーション映画祭のコンペティションは以下の部門に別れています。

主な部門と賞の種類は表をご参考ください。

部門
長編部門クリスタル賞(グランプリ)
審査員賞
観客賞
審査員特別賞
音楽賞
長編コントルシャン部門
(個性的な長編作品)
コントルシャン賞
短編部門アヌシー・クリスタル賞(グランプリ)
審査員賞
観客賞
審査員特別賞
Off-Limits賞(実験作品賞)
音楽賞
学生部門クリスタル賞(グランプリ)
審査員賞
審査員特別賞
テレビ部門クリスタル賞(グランプリ)
審査員賞
広告部門クリスタル賞(グランプリ)
審査員賞
VR部門クリスタル賞(グランプリ)
その他の賞
アヌシー市民賞/アンドレ・マルタン賞/CANAL+Creative Aid賞/国際映画批評家連盟賞/子ども審査員賞/名誉賞 etc.

「えんとつ町のプペル」と「ジョゼと虎と魚たち」は長編部門に選出されています。

クリスタル賞というのがグランプリに値する賞です。

短編部門のクリスタル賞にだけアヌシー・クリスタル賞という名前が付けられていますね。実はこの映画祭で最も注目が集まるのが短編映画部門なんです。

そのため短編映画部門は賞の種類が多いですし、その他の賞も短編映画の中から受賞するケースが多いようです。

とはいえ、長編部門に選出されることももちろん偉大なことです。

部門によっては更に特別賞が設定されています。

アヌシー国際アニメーション映画祭に応募・選出される作品数は?

アヌシー国際アニメーション映画祭の規模は年々大きくなっていっており、近年では毎年3,000以上の作品が応募されています。

そして応募作品の中から約200作品が選出され、現地で上映されます。

アヌシー国際アニメーション映画祭で受賞した日本の作品は?

日本のアニメ作品は毎回アヌシー国際アニメーション映画祭にノミネートされています。そして過去には、ジブリ作品など日本のアニメ作品が多数受賞しています。

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各部門のトップであるグランプリ(クリスタル賞)を受賞した作品は以下のとおりです。

  • 1993年「紅の豚」監督:宮崎駿(長編部門)
  • 1995年「平成狸合戦ぽんぽこ」監督:高畑勲(長編部門)
  • 2003年「頭山」監督:山村浩二(短編部門)
  • 2008年「つみきのいえ」監督:加藤久仁生(短編部門)
  • 2014年「Tissue Animal」監督:新井風愉(広告部門)
  • 2017年「夜明け告げるルーのうた」監督:湯浅政明(長編部門)

グランプリ以外の賞も合わせると日本の受賞作品はかなりの数になります。例えば細田守監督の「時をかける少女」や片渕須直監督の「この世界の片隅に」なども受賞歴があります。

アヌシー映画祭で受賞したらどれほどの影響力があるのか?

アヌシー国際アニメーション映画祭で賞を受賞することはどれほどすごいことなのでしょうか?

前述の通り、アヌシー国際アニメーション映画祭はアニメーションの映画祭の中でも最も歴史があり、世界最大の規模を誇る映画祭です。アニメーションに携わる人々にとってはまさに憧れの場なのだそう。

このコンペティションで評価されるということは、アニメ界全体に実力を認められるということ。つまり世界中のアニメファンからも認知されるということになります。

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西野亮廣の「えんとつ町のプペル」はグランプリを穫れるか?

「えんとつ町のプペル」は絵本版もアニメ版も国内ファンの多い作品です。ストーリーも素晴らしいので期待したいですね。また、同じくノミネートされた「ジョゼと虎と魚たち」も素晴らしい作品なのでどちらも応援したいところです。

日本はアニメ大国として有名ですが、長編部門だけでいうと2000年以降グランプリに選ばれた作品は1作品だけです。

いかにグランプリを獲得することが難しのかが分かりますが、どんな結果になっても「えんとつ町のプペル」という希望に溢れた作品が世界中の人に届くことを願っています。

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