市原ぞうの国プーリーら2頭死亡!死因は食中毒か?




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市原ぞうの国プーリーら2頭死亡!死因は食中毒か?

千葉県市原市の「市原ぞうの国」で2頭のアジアゾウ”プーリー”と”ミニスター”が死亡しました。また、他4頭も体調不良で治療中です。死亡原因や体調不良の原因は不明とされていますが、中毒の可能性や他の病気の可能性があるとも言われています。

市原ぞうの国でアジアゾウ2頭死亡、4頭体調不良で治療中

千葉県市原市にある「市原ぞうの国」で16日、メスの象2頭が死んでいたことがわかりました。 市原ぞうの国によりますと、16日に死んだのは30歳のメス「プーリー」と35歳のメス「ミニスター」の2頭です。 2頭は先週14日金曜日の夕方から体調不良と食欲不振がみられ治療を行っていましたが、回復しないまま16日に死んだということです。 市原ぞうの国にはほかにも10頭の象がいますが、数頭も同じような症状があるため、24時間態勢で治療にあたっているということです。 市原ぞうの国では17日から献花台を設置しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/af500df35ee67d880ca3fd9d394fbee76accbd2d

死亡したプーリーとミニスターはどちらも長年市原ぞうの国の人気を支えてきた存在です。

プーリーは2002年に来園。同園にいる”ゆめ花””りり香””もも夏””結希”のお母さんゾウとして人々に愛されてきました。

また、ミニスターは1987年に来園。豪快にサッカーボールを蹴る人気者でした。

14日の夕方の体調不良からわずか2日で死亡ですから、ぞうの国ファンはもちろんスタッフの方々も大きな悲しみに包まれていることでしょう。残る4頭の回復が待たれます。

ゾウの30代は短命

私たちにとって身近な動物である犬や猫の寿命を考えると、30歳と35歳で亡くなった2頭は長生きに感じるかもしれません。しかし、アジアゾウの寿命はおよそ80歳。人間の寿命と大きく変わりません。

そう考えると、プーリーとミニスターは人間で言えば働き盛りの元気マンマンな世代ということになります。2頭は短命だったのですね。

ちなみに、ゾウは60代くらいまで出産できるそうなので、タラレバを言ってもしかたありませんが、プーリーのまだ見ぬ子供に会える可能性があったかもしれないと思うとますます残念でなりません。

市原ぞうの国のプーリーとミニスターの死因とは?

市原ぞうの国で2頭の尊い命を奪った原因は現在調査中とのことです。今後解剖などを行い原因を明らかにするそうですが、今回ゾウたちの治療にあたった群馬サファリパークの園長で獣医師の川上茂久さんはNHKのインタビューで以下のように報告しています。

●症状や対応は
「それぞれのゾウに症状の重い軽いはあるが、お腹が張って痛そうな様子で、食欲もなく動きも少なくなっていた。栄養を補給するための点滴や痛み止めを投与して対応した」

また、死んだ1頭を解剖した結果、腸の中で出血が見つかったと報告を受けたということです。

●原因について
「中毒が疑われる。6頭ものゾウに同じ症状が出るのは、同時期に同じものを食べたりしないかぎりは考えにくい。2頭のゾウが死んでしまったのは治療にあたった身として非常に残念だ。ほかのゾウは治療中で、現在、回復傾向にある。今後はゾウを専門的に研究している海外の大学に検査を依頼し、原因について詳しく調べていきたい」

https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20210517c.html?f=top-pin-2

お腹の張りに腸内出血。そして同時期に複数のゾウたちに同様の症状が現れるという点から、今回の件は食べものによって引き起こされた食中毒と考えられるようです。

また、SNSでは獣医師の方が「食中毒もしくは鼓張症かも」というコメントも。

鼓脹症とは

草食動物たちは植物の硬い繊維を消化するために消化器官が長く複雑です。
ヤギやキリンなどの牛の仲間は4つの胃を持ち、1番目の胃に草を詰め込んだ後、一旦吐き戻して噛みなおす「反芻」を行い、さらに微生物の力を借りて分解する「発酵」を行います。
しかし穀類などの炭水化物を多く食べて繊維質が不足すると、微生物のバランスが崩れてしまいます。
その結果、異常な発酵が起こってガスが発生し、お腹が膨張した状態が「鼓張症」です。

https://www.itozu-zoo.jp/blogs/jyui/2004/04/310.php

このように草食動物の消化器官にガスが溜まってお腹が膨張する病気です。

動物園やふれあい動物施設では、草食動物が誤って人間のお菓子などを口にすることで、鼓脹症になるケースもあるそうです。今回はゾウ6頭なので、6頭ものゾウが口にするほどの量の人間用のお菓子を食べたというのは考えづらいと思いますが、食べ物がいつもの状態とは異なっていたため、鼓脹症になったという可能性もあり得るということですね。

イレギュラー続きの2021年

これは今回の件とは直接的に関係のないことかもしれませんが、市原ぞうの国にとって2021年はイレギュラー続きでした。まずは新型コロナウイルス。2020年の緊急事態宣言以降、来園者が激減した市原ぞうの国では2020年末~21年明けまでクラウドファンディングを募っていました。1500万円以上の資金が集まり、目標金額を達成したのですが、2021年の現在に至るまで経営面では苦労した1年になったことでしょう。

また、2021年3月に、市原ぞうの国はリニューアルしています。ゾウの水遊びスペースなども生まれ変わりました。今現在、スタッフもゾウたちも新しい環境にワクワクしつつ、新しい環境に馴染んでいる段階なのかもしれません。

正確な死因は今後公表されるか

現時点でゾウたちの死因は調査中です。原因が明らかになったときにメディアで死因を公表するのかどうかは不明ですが、原因を究明して再発防止に努めていただけるよう願います。2頭の象の冥福と、4頭のゾウのいち日も早い回復を祈ります。

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