NHKの大河ファンタジー「精霊の守り人」に出演中の高島礼子さん。今作、ベテラン美人女優が驚くべき役に挑戦しました。それは200歳の老婆。なぜ高島礼子さんははこの役に挑戦したんでしょうか?彼女じゃなければならなかったのでしょうか?
もはや誰?あのお婆さんが高島礼子ってw
この姿を見て驚かなかった人はいないんじゃないでしょうか?そして上橋菜穂子さん原作の「守り人シリーズ」ファンの人たちもこんな姿想像できなかったんじゃないでしょうか?
そう、このヤマンバのような老婆こそ、奇跡の50代こと女優の高島礼子さんなんですよね。
高島礼子さんは「精霊の守り人」で呪術師”トロガイ”を演じています。トロガイの設定はなんと200歳。51歳になっても飾らない若々しさで衰えること知らない高島礼子さんの美しさとは正反対の容姿ですよね。
もっとトロガイに近い女優さん(名前は挙げませんけど)何人か思い浮かぶんですが、いったい全体なぜ高島さんがトロガイを演じる事になったんでしょうか?
こんなにきれいな人が・・・なぜ?
老婆になった理由は立候補だった?!
高島礼子さんは3/18のあさイチ!に出演。プレミアムトークでトロガイ役に決まった経緯を語っていました。
高島礼子さんが大河ファンタジーに出演するきっかけは一人の人物にありました。その人は片岡敬司さん。片岡氏は大河ドラマ「天地人」「大化改新」などNHKの名作ドラマを数多く手がけた演出家です。彼は「精霊の守り人」でも演出を担当しています。
高島礼子さんは片岡敬司さんをとても尊敬しているそうで、彼が「精霊の守り人」に携わることを知った高島さんが「通行人のおばさんでもいいから出演したい」と自らアプローチしたそうです。
トロガイ役は高島礼子も想定外だった
高島さん自ら出演を望んだとはいえ、200歳の呪術師を自分が演じるとは思っていなかったようではじめは戸惑っていたそうです。しかし、そもそも出演者が少ないこの作品で役を当てはめていったらこうなったんだとか。
ですが、トロガイの見た目に反して俊敏でエネルギッシュな部分や自分とギャップがあるキャラクターを実際に演じてみるととても楽しいというような内容を高島さんは語っていました。
特殊メイクは5時間の大作
高島礼子さんの面影を全く感じさせないあの特殊メイク。それもそのはずあの老婆メイクは5時間掛けて作りこまれているんです。
顔にシリコンのような偽物の皮膚を貼り付けてその上からメイクを施すんですが、無表情でメイクを受けるとその状態で固まってしまうため、高島さんはメイク中もある程度表情を作った状態をキープしているそうです。5時間もの間眠ることもできないんだとか。
メイクを施す人も大変ですけど、してもらう方もかなりの重労働ですね。これを撮影がある日は毎日やらなければいけないなんて・・・役者ってたいへんですね。
そして撮影後にはベリベリッと爽快に特殊メイクを剥ぎ取りたいところですが、メイクを落とすのにも1時間もかかるんですって。
そのうえトロガイの重い衣装を着て、しわがれ声とがに股でアクションシーンに挑んでいるそうですから毎日苦行のようですね。高島さんの女優魂に頭が下がります。
トロガイを演じて良かった意外なこと
かなりたいへんなトロガイですが、いいこともあったそうです。トロガイの特殊メイクのおかげで肌が綺麗になったそうです。
シリコンがパックの代わりになっているのか、水分を逃がさないのか分かりませんが、お肌がトゥルットゥルになったらしいですよ。なかなか難易度の高い美容法だけど。美しい人は泥だらけの老婆になっても美を手に入れられるんですね。