毎年恒例の鳥人間コンテストが2019年も放送されました。
人力プロペラ機部門では前人未到の60km完全制覇という大記録が打ち立てられ、大団円となった今大会ですが、視聴者の批判が殺到する場面もありました。
鳥人間コンテスト2019の滑空機部門が悪天候の中開催→中断される
鳥人間コンテスト2019のハイライトは人力プロペラ機で60kmを完全制覇した「BIRDMAN HOUSE伊賀」でしたね。
まだまだ余力を残したフライトだったので、終わりがなければどこまで飛距離が伸びたのか気になります。
一方で視聴者の反感を買ったのは、滑空機部門でした。
台風接近の影響で強風と強い雨の中強行された滑空機部門。
飛び出したのは良いものの、機体が風に煽られて浮き上がったと思ったら頭から水面に急降下するチーム、
待機中に機体が破損してしまうチームなどが続出していました。
そんな中、数百メートルを飛んだチームを「奇跡が起きた」と紹介し、盛り上がっていましたが、「強風に煽られなければ他のチームも良い記録が出たのでは?」とツッコみたかった人も多いのではないでしょうか。
参加者はこの日のために一年間をかけて用意しているわけですから、風雨で思うような結果を出せなかったことは悔しかったに違いありません。
見ているこちらも危なっかしくてハラハラしたし、参加者の皆さんの無念さが伝わってきて切なくなっていたんです。
が、しかし
場面が一転してパッと青空に。
ナレーションでは天候の回復を待ったというように伝えていましたが、
明らかに別日のような天気の変わりようだったので調べてみると、
やはり悪天候のため競技を中断し、残りのチームを二日目に延期したようです。
27日午前11時半ごろ、滋賀県彦根市の琵琶湖の松原水泳場で開催されていた「鳥人間コンテスト2019」の会場で、「男性3人が低体温症で動けなくなった」と大会関係者から119番があった。彦根市消防本部によるといずれも大会スタッフで、うち2人は病院に搬送されたが命に別条はない。
彦根署によると、台風6号の影響で午前10時半に大会の中断が決まり、男性らは撤収作業をしていた。長時間風雨にさらされたのが原因とみられる。
スタッフが低体温症になるほどの悪天候だったとは。
参加者もスタッフも気の毒でなりません。
そしてもちろん優勝者が二日目のチームから出たのは言うまでもありません。
そんな不公平で危険な大会に、視聴者の批判の声も高まっています。
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気候条件が不平等だと批判殺到
一日目と二日目の天候の条件が違いすぎた2019年鳥人間コンテスト滑空機部門の主催者への批判の声をご紹介します。
この天気でやるのはあかんやろ… #鳥人間コンテスト
— Mei Koutsuki (@mei331) 2019年8月28日
まじ天気考えて日程増やせよ#鳥人間コンテスト
— きなこ (@kyanap0n) 2019年8月28日
こんな天気の時にやる????何だか可哀想だな
— ちぃな (@kbw_ka) 2019年8月28日
天気によって勝敗が決まってしまうって無情な話だよね
それが鳥人間コンテストなのかもしれないけど #鳥人間コンテスト— ちきん (@chi_ki_chikin) 2019年8月28日
いい記録だけどこんな天気に決行して、安易に奇跡とは言ってはいけないよな。 #鳥人間コンテスト
— 雪夜彗星 (@sncomet) 2019年8月28日
鳥人間コンテストなんとなく見てますけどなんでこんな悪天候の時にやるの?バカなの?
飛行機だって天気悪いと飛ばないことだってあるのに…。— あめひつじ (@AmeHitsuzi) 2019年8月28日
この天気でやって事故死したら鳥人間コンテスト出来くなるやん。#鳥人間コンテスト
— 炯 (@tanabesan00) 2019年8月28日
天気回復待てるんだ 壊れたとこの気持ち考えて
— くれよん (@crayon_lovekcal) 2019年8月28日
いや天気回復して最初からやらしてやれよ。条件が違い過ぎる。#鳥人間コンテスト
— 🎀chi-tantan🎀(通知OFF) (@cyinme) 2019年8月28日
なんか天気の関係のせいか不公平感がどうしても拭えない…#鳥人間コンテスト
— あおねぎ審神者提督イカ (@kira2starasagi) 2019年8月28日
いやいや最初から天気よくなってしろよ……平等じゃないぞ!!酷いぞ!! #鳥人間コンテスト
— サイカ (@saika1_0) 2019年8月28日
結局天気がよくなるまで待つなら悪天候の中でやらせなきゃよくない?そんな中飛んですぐ落ちたり飛ぶ前に壊れるチームがかわいそうだよ不公平だよ#鳥人間コンテスト
— yuu@趣味垢 (@yuu12201102) 2019年8月28日
鳥人間コンテストやってるの流れてるんだけど、悪天候の中飛ばされたとことか、待機中に壊れたとことかかわいそすぎじゃない…?天気良くなってからのやつが褒められてるのとか見てたらもやもやするぞ
— さり (@sari_23uta) 2019年8月28日
強風で離陸前に機体折れるレベルなので中断→天気安定したので再開します!って飛ぶ前に機体折れたチーム可哀想すぎない………?最初からそうすればいいのでは……… #鳥人間コンテスト
— 篠美 (@bbsx13) 2019年8月28日
最初はこんな天気の中可愛そう、天気に左右されるのも鳥人間コンテストという同情的な意見だったのですが、
天候が回復すると「待てるんかい!」の総ツッコミです。
ほんと、参加者たちの熱意が伝わる分、しれっと延期してしまう運営には腹がたちます。
実は中断は初めてではなかった
鳥人間コンテストが中断されたのはこれが初めてのことではありません。
昨年(2018年)も台風が接近するなか強行開催され、
結果的に競技不成立となり大会が中止されたのです。
鳥人間コンテスト2018胸くそPoint
・台風の強風の中、強行開催
・雨で発射台から補助員が滑り落ち、飛行は安定していたのに失格判定
・翼が折れるなどの事故多発
・一年かけた機体バラバラ
・挙句、大会途中で中止
・泣き崩れる選手(3年生)でお涙頂戴
・ここまでの流れを隠匿してドラマチックに放送— 二枚舌のトンマーゾ🔫😎 (@Gang_Para) 2018年8月29日
もしかしたら2019年は昨年のように中止にさせないために、予備日を設定していたのかもしれませんね。
おかげで最後まで大会が開催されましたが、だったらなおさら、
なぜあのような危険な気候下で結構したのか?
全チーム同じ気候条件で開催できなかったのか?
疑問が残ります。
それでも鳥人間コンテストを続けてほしい
鳥人間コンテストは1977年から始まったそうですが、
飛行機録からも分かるように年々クオリティが上がっていると思うんです。
それは参加者の皆さんの本気度や能力が上がっているからだと思います。
スポーツにしても鳥人間のようなコンテストにしても、
人と人との本気の戦いって魅力的ですよね。
ヤラセのようなバラエティ番組が増える一方のテレビ界ですが、
たとえマンネリでも鳥人間コンテストという本気の試合は続けてほしいと願います。
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それに子供たちって鳥人間コンテストが大好きなんですよね。
先日ライト兄弟の伝記を読んだ我が息子も鳥人間コンテストを目を輝かせて応援していました。
こういう多くの子どもたちの中から未来の日本を担う科学者・技術者たちが生まれると思ったら夢ある番組ですよね。
だからこそ、鳥人間コンテストは公正で安全な大会であってくれることを願います。
「#鳥人間コンテスト」放送終了😆
みんな、見てくれてありがとう👍
今年の #鳥人間、楽しんでもらえた?😎
最後に!バードマンのみんな、今年も感動をありがとう~😍 pic.twitter.com/jLuYqLNSMO— 鳥人間コンテスト【公式】@ドリーくん (@ytvBirdman) 2019年8月28日
「みんな、見てくれてありがとう👍
今年の #鳥人間、楽しんでもらえた?😎
最後に!バードマンのみんな、今年も感動をありがとう~😍」
と公式がつぶやいていますが、
ノリが軽いですね(笑)
運営の方々、ドラマチックな過剰演出は求めていませんので、
近年大型台風と酷暑が当たり前になっていることですし、
まずは開催時期をずらすことから検討してみませんか?