清武選手がセンセーショナルなリーガデビューを飾って話題となっているセビージャFC。連日清武選手の話題がニュースに上っていますが、Sevillaの表記が「セビージャ」「セヴィージャ」とメディアによってバラバラ。読み方についてニュースのコメント欄でもちょっとした論争になるほど。正しいのはどちらなんでしょうか?
「SEVILLA」の読み方いろいろ
Sevillaといえば清武選手が所属する名門サッカーチームですよね(正確にはSevilla FC)。このSevillaというのはスペインのアンダルシア地方にある都市の名前です。以下セビージャと書きます。
このセビージャですが、カタカナ表記が複数存在します。
- セビージャ
- セヴィージャ
- セビーリャ
- セビリヤ
セヴィージャとセビリヤなんてぱっと見、別の町のようですが全部同じSevillaの読み方です。
セビリヤというのは有名なオペラ「セビリヤの理髪師」だったり、観光ガイドブックでの呼称だったりと昔から日本に定着していた読み方といった印象です。
最近のサッカー関係のメディアでよく目にするのは「セビージャ」と「セヴィージャ」という表記ではないでしょうか?
いったい正しいSevillaはどれなんでしょう・・・
SEVILLAのベストな発音は
上に挙げた4つのSEVILLAですが、どれが間違いっていうのは無いと思います。そもそも日本語にない言葉を、ちかい日本語に置き換えているわけですから絶対的な正解というのはないはずです。
しかしスペイン風の発音に近いという意味ではセビージャという読み方がベストでしょう。
BとVの発音は同じ
日本人は英語のイメージが強いのでVを「ヴ」と読みたくなりますが、スペインではBとVの発音の違いは明確に無いようで、どちらもバ行で発音します。ただし南米ではVを英語に近い発音でBと区別する地域もあるそうです。
LLAの読み方
「lla」の発音は地域や個人によってさまざまです。「ジャ」っぱく発音する人もいれば「リャ」っぽい人もいるし「ヤ」っぽい人もいます。またアルゼンチンやウルグアイなどでは「シャ」に近い発音をする人も。
なのでllaをカタカナで現すのはけっこう難しいところです。スペイン人も「ジャ」とか「リャ」の聞き分けはできないという話もあります。というか区別していない、どうでもいいという感じでしょうか?
ですが現代のスペインでは「ジャ」っぽく発音する人が多数派のようです。セビージャのあるアンダルシア地方は特にllaは「ジャ」という人が多い地域のようです。
すくなくともはっきり「リヤ」とは言いません。日本でおなじのパエリヤもスペインでは「パエージャ」という感じの発音になります。
セビージャがベスト
ということでスペインの人っぱく発音するなら
セビージャ>セビーリャ(セビーヤ)>>セヴィージャ>>>セビリヤという順番になりそうです。
まぁ日本ではどれでもいいと思いますが、現地で通っぽく下唇を噛んで「ヴ」を強調したり「セビリヤ」と明確に発音したりしたら通じないのかも??
ということでSevilla論争に終止符を打ちたいと思います。
¡VAMOS SEVILLA!
バモス!セビージャ!!