日本代表・清武弘嗣選手のセビージャFC(リーガ・エスパニョーラ)への移籍が発表されました。おめでとうございます!初めてのスペイン暮らしで清武選手もご家族も苦労されるかと思います。しかしそんな清武選手もビックリしそうな事実が!セビージャの近くに”日本さん”という名前の人がたくさん暮らしているというんです。
<コリア・デル・リオ>セビージャの近くに日本人と縁のある人が多く住む街
セビージャを南に約15km行ったところに「コリア・デル・リオ」という人口3万人弱の小さな街があります。
そこには「ハポン」という姓を持ってた人が多く暮らしています。ハポンの綴りはJAPON。つまりスペイン語で「日本」という意味です。
しかもこれは偶然ではありません。
1614年、仙台藩の伊達政宗の家臣支倉常長(はせくらつねなが)が率いる慶長遣欧使節が滞在したことで知られる。コリア・デル・リオにはJapón(ハポン、日本)の姓を持つ人が約700人おり、使節団の一員として来訪したまま現地に留まったキリスト教徒日本人、使節の現地人水夫、及びその支援者の子孫達と考えられている。一行は、スペインを離れる前に、スペイン王から伊達政宗宛ての親書を待ち、この地に約9か月間滞在した。
引用:https://ja.wikipedia.org/
NHKの番組では約800人と伝えていました。他の文献には1700人という情報もあり正確な情報は不明です。
このハポンさんたちについて専門家はDNA鑑定も行っていますが結果はまだ発表されていないようです。ですがハポン姓の赤ちゃんの中にはモンゴロイド特有の蒙古斑(おしりの青あざ)がある子もいるんだとか。
そんなこともありコリア・デル・リオには日本に好意的な感情を持っている人が多いようです。
街には漢字の看板も。だからって日本語を喋れるわけではありません。
公園には支倉常長の銅像
国交400年記念の際に皇太子さまがご訪問されました。住民総出で歓迎しています↓
ハポン姓のの人々は「日本とつながりがあることは嬉しい」「サムライの末裔であることを誇りに思う」と語っています。
清武選手もこの街を訪れたら大歓迎されるんじゃないでしょうか。セビージャで活躍すればお祭り騒ぎかもしれません。
セビージャと日本のつながりは?
そもそも慶長遣欧使節がコリア・デル・リオに滞在した目的の一つがセビージャを訪れることだったようです。コリア・デル・リオに到着してから約20日後、一行はセビージャに向かっています。
同市(コリア・デル・リオ)に滞在中、大使の支倉常長は随員たちに衣服を新調させている。副使として同行してきた聖サンフランシスコ会のルイス・ソテロ神父(Luis Sotelo 1574- 1624)の生地セビリア市を訪問するためである。・・・支倉使節団の一行が、コリア・デル・リオから約15kmほど北にある神父の生地セビリアに向かったのは10月23日である。その日、セビリア市を代表して二人の市会議員がコリアに出向いて、トリアナ橋のすぐ近くで一行を出迎え、一行は全市あげての熱狂的な歓迎を受けた。
引用:http://www.bell.jp/pancho/k_diary-10/2014_03_03.htm
つまりセビージャにも400年以上前から日本とのつながりがあったということですね。スペインを身近に感じられますよね。
清武選手が日本との歴史的なつながりの深い土地で”SAMURAI”と称賛される日がくるといいな~。
http://doorto.net/kiyotake_sevilla-3044