三原舞依選手が2017年オータムクラシック(カナダ)に出場しました。平昌オリンピックシーズン、勝負のショートプログラムは”リベルタンゴ”。今までのイメージとはガラッと違う大人のタンゴプログラムに海外ファンはどのような反応をしたのでしょうか?
オータムクラシック2017三原舞依SP「リベルタンゴ」
スコア TES 34.26/PCS 31.92:トータル66.18
3Fでエラー。ステップがレベル3でした。相変わらずスピードがすごいです!が、三原選手比でいつもより少し勢いがなかったような・・・。にしても低いような・・・。衣裳とっても素敵です!
三原舞依初披露のSPリベルタンゴ 海外の反応まとめ
「彼女の成長のしかたが大好き。ちょっと点が低いかな。」
「ラブリーなパフォーマンス!この振付なんだか新鮮な感じがするね。気に入ったよ。とっても滑らかで高速のスケーティング、すばらしいジャンプとスピン、ステップシーケンスも大好きだよ。個人的にはマイのスコアは予想よりも低い気がするな。少なくとも68には値していたと思うよ。でもシーズンのかなり序盤だから、うまく行けばあとは良くなるだけだろう。フリーもがんばって。」
「マイ!たいていの日本人女子選手のタンゴには満足しないんだけど、少なくとも彼女はクリーンに行っていたし、そうしようと努力しているね。まだ滑り込む必要があるけど、それでも私は彼女のことが大好き。マイがんばって!」
「かなりイイね」
「ワォ!マイ ベリーグッド👏🏼」
「ラテンはマイにとって悪い選択。彼女はちょっとおてんば娘って感じだし、彼女のスケーティングは彼女の実年齢よりも幼い。なにかアップビートだったりジャズっぽい曲が彼女にはもっと合うんじゃないかしら。彼女のパフォーマンスと全体の印象は音楽や振付とマッチしていないわ。」
「アナスタシアの音楽大好き。それにマイのすばらしいスケート!彼女の芸術性はかなり向上しているね!」
「マイ、とても良くやったよ。リベルタンゴ・・・平凡な黒と赤のハイライトのドレスなんだけど素敵なフリンジ付き・・・良いジャンプと流れ・・・スムーズ。フランス人の解説者は彼女がプログラム全体を通して持っていた熱情的な外観が好きなようだね。」
「かわいいマイからのゴージャスなスケート。ラクラクなジャンプ、すばらしいフットワーク、良いスピードとエネルギーが大好き!」
「マイのタンゴはもう少し”タンゴ”をうまく利用できるんじゃないかな。私は彼女が全てをもっとキビキビさせる姿を見たいんだ。そうすればより観客と通じ合える(観客を君のタンゴパートナーにすることができる)。とはいえこれは伸びしろのかなりある楽しいプログラムだよ。」
「素敵なマイ!私は彼女の成長の早さと、スムーズなジャンプと動きをキープしていることに感動しているよ。」
「マイの作品はとても難易度が高く、よく訓練されているけど彼女は芸術性を欠いているように思う。オズモンドは若い頃よりも芸術性を伸ばしているし、メドベデワの早熟性には言うことがない。マイにはスケートを楽しんで愛してほしいんだ。それは芸術性を高めるための精神的成長を助けてくれると思うから。」
「ワォ!マイのドレスめっちゃ好き」
「mai😍-@nathanwchen(と私)」
※↑ネイサン・チェン選手のインスタグラムに関連させたネタ。
関連:ネイサン・チェンが美人スケーターと破局→現在:三原舞依に猛アピール中?!
「マイはなんて滑らかなの!」
「みんな、マイは大人の女性だよ。衣裳をパステルカラーから色っぽいタッセル付きのものに変えたんだ。66.28(実際は66.18)う~~んプロトコルは?」
「マイ・ミハラのクリーンなショートプログラム。より成熟し成長した姿が見られたよ!彼女はこんなにもタフな競争で日本の女子のトップに立とうとしているんだ!」
「とっても美しかったけど低い点数にイライラした._.けれど彼女はワンダフルであり続けるだろうね。」
「前回このプログラムを見たときから彼女のタンゴはかなり改善されているね。まだこのプログラムにはまだ多くの改善の余地があると思う。彼女はとても古典的で柔らかくて叙情的なスケーターだから、まだ型にはめられてしまっていて、タンゴに必須のシャープさやエレガントさを習得していないような瞬間が多く見受けられる。それは全然悪くはないんだ。ただ建設的な批判をしているということ。でもたくさんの舞踏のレッスンが彼女を古典的なスケーターから脱却させるために確かに役立つんじゃないかな。」
彼女の技術の高さには海外のみなさんも文句のつけようがないといった感じですね。そして、昨シーズンのピュアな印象からガラッとイメージを変えたタンゴのプログラムに驚く人が多いようです。
ただ、このタンゴ。賞賛の声もあれば芸術性の面で物足りない、合わないという声も。
オリンピックシーズンという大事な一年だからこそ、辛口になる気持ちは分からなくはないですが…。
個人的には三原舞依選手はFSに「ガブリエルのオーボエ」という“三原舞依らしい”プログラムを持ってきているぶん、SPは情熱的なプログラムでもバランスが取れていると思います。しかもあんなに濃くて難しいプログラムは誰もが滑れるものではないでしょうし。
そして、中野コーチ率いる三原選手のチームは、昨シーズンに三原選手の精神状態を考慮してシンデレラをチョイスし、成功させたように、選手がその時々で必要なものを緻密に分析している印象なので、タンゴも全日本選手権の時期までには三原選手が滑りこなせるようになると確信して、あえて高い壁を設定したのではないかと推測しています。
正直、ドリーム・オン・アイスからの進化には驚きました。でも三原選手自身の理想はまだまだ高いところにあるんでしょうし、試合ごとに磨かれていくタンゴを楽しみにしたいと思います。