そろそろ2016-17年フィギュアスケートシーズンが始まる季節になりました。各選手とも公式戦に向けて各国で調整中です。そして今年注目なのが、ソチ五輪以降成長期の体型変化で伸び悩んでいたリプニツカヤ選手。再びスリムになって可愛い少女が大人の美しさを身に纏いリンクに帰ってくるようです!
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ソチ五輪後2015-16シーズンまで体型変化でスランプだったリプニツカヤ
日本でも大人気のロシアのフィギュアスケーター、ユリア・リプニツカヤ選手。その愛らしいルックスと、まさに”キャンドル”の如き超軟体スピン、そしてかなりのツンデレ対応がファンの心をつかんで離さない彼女ですが、ソチオリンピック以降、彼女の姿をテレビであまり見かけなくなったと思いませんか?
実はロシアの天才少女にも避けられない「体型変化」がおとずれ、悩まされていたんです。
身長も体重も増加し、ジャンプが思うように決まらなくなりました。そして劣化と騒がれました。
所属チームでは現世界女王のメドベージェワ選手を筆頭に若手が台頭し、以前はリプニツカヤ選手にゾッコンだったエテリ・トゥトベリーゼコーチと決別。
その後ウルマノフ新コーチに師事することになり練習拠点を移す。
一躍スターダムにのし上がった彼女にとってこの2年間は壮絶だったと思います。
2016-17シーズン リプニツカヤが痩せて超かわいくなっているらしい
リプニツカヤ選手は元々美少女なので、昨シーズンもぽっちゃりしつつ大人の魅力も加わり十分かわいかったんですが、今シーズンはさらに大人の階段を上っているようです。
おそらく昨シーズンよりだいぶ痩せているんじゃないでしょうか?
最近のリプニツカヤ選手の様子がこちら↓
細い(なのに巨乳)!そして美人!
去年に比べても手足、輪郭が細くなっているのが分かります。
あどけなさは消え、もうすっかりキレイなお姉さんです。もう18歳なんですねぇ(いや、日本人でこんな18歳いたらビビるけど)。
リプニツカヤのジャンプが復調!ついに復活か?!
リプニツカヤ選手、成長期も落ち着いてきて、演技の方も調子を取り戻してきつつあるようです。
以前当ブログでも紹介しましたが、スランプの真っ只中、初めて復活の兆しが見えたのが2016年のロシア選手権SPでした。
彼女は久しぶりにノーミスで演技を終えることができたのです。詳しくは下の記事をご覧ください。
そしてその後、3月13日に行われたチロル杯(オーストリア・インスブルック)で小さい大会ではありますが優勝しました。
そして2016-17シーズンの新プログラムの映像を入手しました。
下はロシアチームのテストスケーティングの様子とのことです。「オータム・リーブス(枯葉)」のような大人な曲と全身黒の衣装がとても似合っています。
やっぱりキャンドルスピンは盛り上がりますね~!大人体型になってもキレッキレ!!
変化についてまず注目はジャンプ。ジュニア時代の軽さは取り戻せないでしょうが昨シーズン以上に安定感が増しています。
そして、スケーティングが丁寧かつなめらかになっているように思います。表現力はまだまだ時期的にも荒削りなところはありますが、去年よりもさらに力をつけているようです。
素人目ですが、プログラムを指示通り”こなす”から自分の感情を込めて”演じる”スケーターに変化してきている印象です。まさに「ノビシロですねぇ!」
体型変化を経験してリプニツカヤ選手的に進むべき方向性が見えてきたのかもしれません。
また、コーチとの相性もいいのかもしれませんね。
トゥトベリーゼ元コーチが才能ある若手を発掘して輝かせることに長けたコーチとすると、ウルマノフコーチは良い時も悪い時も選手一人ひとりとじっくり向き合い結果を出すために必要な基本的技術を叩き込むコーチといったところでしょうか。
リプニツカヤ選手がシニアで勝ち残るためにはこのコーチ変更は良かったのかもしれませんね。
って本番はこれからですけど・・・。
若手の使い捨てなんて揶揄されるロシア女子ですが、やはり成長期を乗り越えた後のほうが演技に深みが増すと思うのでリプニツカヤ選手にも更なる進化を期待しています。
リプニツカヤ選手今シーズングランプリシリーズ出場予定は第1戦アメリカ大会(10月21~23日)と第3戦ロシア(モスクワ)大会(11月4~6日)!
<追記>
2017/8/28 リプニツカヤ選手の引退が報じられました。拒食症の治療後に決断ということです。リプニツカヤ選手は成長期のあと肉体改造に励んでおられるのだとばかり思っていましたが、その裏で拒食症を患っていたとは。
身も心もそうとう酷使して戦い続けておられたんですね。本当に強い女性です。今はとにかくゆっくり休んで、元気になってください。すばらしい演技をたくさん見せてくれてありがとうございました。
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