2021年5月11、37歳の誕生日に2年間の契約延長を発表したヴィッセル神戸のイニエスタ選手。会見前には引退も噂されていましたが、日本そして世界中のサッカーファンに嬉しい知らせを届けてくれました。
そんなイニエスタ選手は今回の契約延長で減俸を受諾したとのこと。イニエスタ選手の契約更新どの年俸はいくらになったのでしょうか?
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ヴィッセル神戸のイニエスタが2023年まで契約延長
【イニエスタ「生涯神戸」を宣言】https://t.co/Fm2PrzCleZ
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) May 11, 2021
J1のヴィッセル神戸は11日、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタと2年間の契約延長で合意したと発表した。「自分の選手としてのキャリアをここで最後まで続けていきたい」と宣言した。
J1神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが37歳の誕生日を迎えた11日、東京都内で記者会見を行い、2年間の契約延長に合意したと発表した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/caf016813f9c1f4157c34bc24a1531b1df89f4c3
新たな契約は2023年まで。契約満了時には39歳となっており、事実上の終身契約となる。「選手としてのキャリアをここ(神戸)で最後まで続けたい」と“生涯神戸”を宣言した。 冒険は続く。新たな契約を結び終えたイニエスタは「自分が信頼され、大切にされていると感じられたことが一番重要なキーポイントだった。神戸のために自分のベストを出すというモチベーションを感じ続けていることも重要だった」と契約延長の理由を語った。
契約をまっとうすれば39歳で、事実上の終身契約となる。会見に同席した三木谷浩史会長は「神戸で集大成という大きな決断をしてくれた」と語り、イニエスタも「いつか終わりがくる。選手としてのキャリアをここ(神戸)で最後まで続けていきたい。モチベーションが薄れたと感じた時は自分が言う。それまではピッチでこのクラブと関わりたい」と“生涯神戸”を宣言した。
FCバルセロナのレジェンドで現在ヴィッセル神戸に所属するイニエスタ選手は、37歳の誕生日に39歳になる2023年シーズンまでの契約延長を発表しました。
この一報で古巣のFCバルセロナやスペイン各メディアを始め世界中のファンからの喜びのコメントが届けられています。
記事にある通り、イニエスタ選手は神戸で現役生活を終えたいと考えており、本人のコンディション次第では、39歳以降の契約延長の可能性もあります。
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減俸してもなお日本を選んだイニエスタ
ヴィッセル神戸を運営する楽天の三木谷社長は同会見で、今回の契約延長の際にイニエスタ選手が減俸を受け入れたという旨を話しました。
イニエスタ選手の2021年の年俸は32億5000万円なのですが、来シーズンからは大幅に減俸になるとのこと。
コロナ禍がヴィッセルの経営に打撃を与えているという事情があるにせよ、大幅減俸を了承してまで日本に残ってくれるのは嬉しい限りですよね。
とはいえイニエスタの現在の年俸は破格
ちなみにですが、現在のイニエスタ選手の年俸はJリーグでは超破格です。
Jリーグ選手の平均年俸は3218万円。イニエスタ選手はもちろんJリーグの中でも最も年俸が高いのですが、2位のフェルマーレン選手でも5億円です。
もっというと、フェルマーレン選手もヴィッセル神戸の選手なので他のチームと比べて年俸が破格。
他のチームの年俸ナンバーワンは名古屋グランパスのランゲラック選手の1億5000万円ですからその差がいかに大きいか分かりますよね。
とはいえ、世界のサッカー史上でも名を残すほどの名選手のイニエスタ選手ですから、他のJの選手と同じ水準の年俸というのはおかしい話です。
ですが、32億5000万円というと、イニエスタ選手がバルセロナやスペイン代表でバリバリの主力として活躍していた頃よりも約3倍の年俸です。そして2019-20シーズンのデータによると世界の全サッカープレーヤー中でも3番目に高い年俸だそうです(1位:メッシ、2位ネイマール)。
こんなデータもあります。
12球団総年俸ランキング
— gengolo (@gen42758104) April 25, 2021
1位ソフトバンク 62.2億
2位巨人 49.9億
3位楽天 41.6億
4位イニエスタ 33億円
5位阪神 29.9億
6位西武 29.6億
7位広島 28億
8位ヤクルト 27.9億
9位DeNA 27.4億
10位オリックス 27.3億
11位日本ハム 27.2億
12位千葉ロッテ 26億
よし!全球団いるな(´-ω-)ウム
イニエスタ選手の年俸はプロ野球の1つの球団の選手の年俸合計とほぼ同水準なんですね。
これだけ稼げば税金を引かれても一生超贅沢できますよね。
2023年までのイニエスタの年俸(減俸後)はいくら?
日刊スポーツの5月12日付のオンライン記事によると、イニエスタ選手の減俸額は12億円程度とのことです。
12億円というと、世界の強豪チームで主力として活躍する有名選手並の年俸です。
それだけの額を減俸されるとなるとかなり大きいと感じますが、それでもイニエスタ選手には2023年シーズンまで約20億円の年俸が支払われるわけですから流石ですね。
ちなみにイニエスタの新年俸の約20億円というのは、アトレティコ・マドリードのエースとして活躍した後、バルセロナに入団したグリーズマン選手(28)の年俸とほぼ同レベルです。
グリーズマン選手といえば、バルサでの活躍はいまいちですが、それでも世界のトップレベルの選手に間違いありませんから、37歳になったイニエスタ選手の年俸は減俸したとはいえ、まだまだ世界のトップクラスです。
イニエスタは減俸後も年俸20億円!年俸以上の貢献も
2023年までの契約で減俸したとはいえイニエスタ選手の年俸は20億円と、破格であることに変わりありません。
ですが、イニエスタ選手は年俸以上の恩恵をJリーグにもたらしています。
イニエスタ選手の影響を受けて、スペインから実力ある選手たちが日本へ来てくれましたし、ヴィッセル神戸はイニエスタ選手のお陰で、日本の実力ある選手達をクラブに招くことができています。
単純な収支の面はさておき、ヴィッセル神戸というチーム名を世界のサッカー界に知らせるのには十分な投資だったでしょうし、Jリーグ全体の観客動員数にイニエスタ選手が大きく貢献しているのも事実です。
なによりこの日本でイニエスタ選手のプレーを生で見られるという夢をサッカーファンに与えてくれたことに感謝します。