現在、自身3回目のミュージカル「CHICAGO(シカゴ)」ブロードウェイ公演に出演中の米倉涼子さん。
米倉涼子さんは2008年から不定期にシカゴの主演をつとめていますが、
テレビドラマの米倉さんしか知らない人にとっては、米倉さんが英語で歌って踊って芝居している姿は想像し難いですよね。
米倉さんの英語力や歌唱力はいかほどなのでしょうか?米倉さんのシカゴを見た方の感想などを元に検証しました。
目次
米倉涼子、シカゴ「ロキシー」でついに歌手デビュー
女優、米倉涼子(43)が主演する米ミュージカル「CHICAGO(シカゴ)」がアンバサダー劇場で開幕した。ブロードウェーミュージカル3度目の主演は日本人初で、米倉は「2012年、17年とは違う緊張感があり、いろんな思いがあったのでうれしかった」と感慨深げ。米倉が同舞台の名曲「ロキシー」で世界デビューすることも発表された。同曲は26日から120カ国で配信。米倉の美声が世界中に届く。
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190703-00000501-sanspo-ent
2008年から、日本や本場ブロードウェイで2008年、10年、12年にミュージカル「シカゴ」の主役・ロキシー・ハートを演じてきた米倉涼子さん。
この度3度目ブロードウェイ公演(2008年は国内のみ)と併せて、同作の人気曲「ロキシー」で歌手デビューすることになりました。
米倉涼子さんと言えば、
「黒革の手帖」をはじめとする松本清張さんの作品や、
「ドクターX」の大門未知子役といったクールな役のイメージがありますよね。
ミュージカルに馴染みのない人からすれば、
米倉さんが歌って踊っている様子はなかなかイメージし難いのではないでしょうか?
しかも、これは私だけの意見かもしれませんが、
米倉涼子さんの声は少し鼻にかかるような独特の声だと思っているので、
なおさら歌声が想像できずにいました。
そんな米倉涼子さんが、あのミュージカルの本場ブロードウェイで
言わずとしれた大作「シカゴ」の主役を演じるんですから、
演技力はもちろん、歌や英語の上手さも相当なものなのかな?と思い、実際に見た方の感想を調べてみました。
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米倉涼子の歌唱力や英語力は?鑑賞者の評判
まず、米倉さんが出演したブロードウェイでのシカゴのダイジェストをご覧ください。
こちらは2012年にブロードウェイデビューのされた公演の映像です。
このときの歌唱は決して下手ではないと思いますが、隣のアムラさんの歌が上手すぎて正直見劣りするように感じます。
ですが、ここから月日は流れ、米倉さんも技術が上がっていると思われますし、
なにより生で聞いた方じゃないと真実は分かりませんよね。
ということで、以下が実際に米倉さんのシカゴを鑑賞した方々の感想です。
米倉涼子氏の演技がうまいのかどうかは分からんけどシカゴも2回みてるけど歌は勉強したほうがいいなと思った。でもキレイだからいっか!ってなるw
— Mizuki (@akamizuki) 2019年4月12日
去年の夏に米倉涼子のシカゴを見て、歌とかはまあちょっと周りのキャストに負けてるな~とは思ったけどロキシーが日本人だと浮いてるとか浮いてないとかじゃないくて(逆にロキシーが日本人じゃダメな理由って何かあるかな…?)という気持ちに憑りつかれてしまったのでそれはすごく面白い体験だった
— じろぎ (@jirogiii) 2018年1月10日
ブロードウェイミュージカル シカゴって物凄くハードな歌とダンスをヒールで演じるんです❗️米倉涼子は身長もあるから日本人たった1人でも見栄えが良くて、かつ全て英語で歌とセリフ完璧で✨女優魂を見せつけられました‼️ワイドショーではプライベートについて詮索されてた時期だっただけに余計‼️
— まり (@pupiyom) 2017年12月7日
CHICAGO千秋楽昼公演観劇✨
米倉涼子様の歌のうまさ…素晴らしかった😢💓
他のキャストさんに負けてなかった!
カーテンコールで「ありがとー☺」の生声が嬉しくて泣きそうになった(><)
お疲れ様でした🎊
ありがとうございました😍 pic.twitter.com/Ftl4nP5PuZ— ばばちゃん (@ssyr10love) 2017年8月13日
今年見た中で一番つまらなかったのが、いまのところはシカゴかもなぁ
明らかに米倉涼子が別物扱いで、一体化に乏しい 英語というのは、やはり常に現地で話してないと違和感が出るんだな それも歌にも影響が出てくるから、余計に際立ってしまう
見たあとのガッカリ感は本当に辛いものがある— ケッツアール (@lain4125) 2017年8月11日
CHICAGO観てきた。
歌、ダンス、声、表情、動き…すべてに釘付けだった。#シカゴ#米倉涼子 pic.twitter.com/mqsjmPhL1D— ☻ichigo☻ (@gogoichigo2015) 2017年8月11日
今日『シカゴ』観劇して来ました😊
5年前も何度か観劇したのですが、5年前と比べてロキシー役の米倉涼子ちゃんの歌が、すっごく上手くなってて、英語のセリフも素晴らしかったです‼️… https://t.co/GZezf2WCHq
— Salon de Pièce【Mikako Nail】 (@mikako_nail) 2017年8月7日
米倉涼子が以外と歌が下手だったことにびっくりシカゴ!
— Nori (@fnori) 2012年12月22日
米倉涼子の英語と歌が上手くなってる…! この人の本気度には脱帽。他のプリンシパルも飛ばしまくりだな。楽日すげーことになりそうですね。
#Chicago— matthew5:14 (@mattttt514) 2012年9月14日
@SWEDENJAPAN21 シカゴよかったですよ!米倉涼子、歌はイマイチでしたが、ダンスとバカで可愛い女の演技はなかなかでした。脇役やダンサーはさすがブロードウェイという感じでゴージャスでした。満席で立ち見も出て立ち見も出てたのにはびっくりでしたが。。
— chitose nagao (@chitosenagao) 2012年9月9日
CHICAGO!: 友人に付き合って、赤坂ACTでCHICAGOを見る。
数年前にNYで見た演目。迫力にびっくりしたっけ。
米倉涼子がBWで挑戦して凱旋公演(だそうですが…)。
英語の歌もダンスも頑張ってはいるけど、迫力が足... http://t.co/wIz3XAU8— みどり (@bfwmom) 2012年9月4日
ブロードウェイでの公演を鑑賞された方々の感想↓
単純に「米倉涼子ってすごいな」と思いました。
英語が母国語ではないというハンデがありつつも、精一杯ROXIEを演じている体当たりな姿勢がストレートに伝わって来て、とても励みになりました。
彼女の英語のセリフは思ったよりもかなりナチュラル。
発音もそうだし、フレーズの区切り方とか抑揚のつけかたもとてもナチュラルで、相当な努力と練習を積まれたことが伝わって来ました。~中略~
彼女も歌、上手でしたけど、他の出演者と比べるとどうしても見劣りしてしまいます。
声量も、ちょっと足りなかった。
ブロードウェイの他の作品も何度も見たけれど、やっぱりメインの役を演じる役者さんたちは、歌で感動させるパワーを持っていることを実感したけれど、米倉さんの歌では心を揺さぶられるということはなかったです。
引用:https://www.rio-diary.com/entry/2017/07/26/060000
米倉涼子さんですが、一生懸命やってると思うんですよ。頑張っていると思うんですよ。・・・でも、残念ながらパワーが違うんですよね。日本であれだけの女優さんなのだから表現力はあるんだろうと思います。全編にわたって英語だけで演じ歌うことは並大抵のことではないと思います。しかも、映画やドラマと違って舞台は毎回が本番ですから。すごい!と素直に思います。そして、ベテラン女優の貫禄さえ感じましたがアメリカ人の役者さん達の声の張り、歌唱力には及ばないというのが夫と私の一致した感想でした。(最後に米倉涼子さんとアムラ=フェイ・ライトさんが一緒に歌う場面があるんですけど、アムラさん、少し抑えていたんじゃないかな。)引用:https://retireotto.exblog.jp/24779290/
スタイルも踊りも負けていませんよ。華奢だけど。やっぱり華がありますね。英語のセリフも、日本人だからかもしれないけど、とてもきれい、聴きやすい。惜しい!!ほんとに惜しい!!のが発声。歌も下手じゃないけど。声が伸びない、声量が足りない、根本的に発声が違う。。。もちろん訓練してると思うのですが、やっぱり、テレビドラマの発声でどうしても浮いてしまう。何度もいいますが、ほんとここだけ。残念だなあ。惜しいなあ。引用:http://hitoriny.blog51.fc2.com/blog-entry-438.html
米倉涼子の歌唱力を補う芝居への情熱
米倉涼子さんのシカゴを鑑賞した方々の感想をご紹介しましたが、
歌唱力や英語力には賛否あるようですね。
ですが、賛否あるのはどんな物事でも当然のことです。
ただ、日本公演だとホームなので多少の贔屓目も出てくると考えると、
本場ニューヨークで鑑賞した方々の「歌唱力は少し物足りない」というのが実際のところなのかな?と思います。
ですが、歌唱力をカバーするほどの熱のこもった芝居やダンスで観客の心を掴んでいるようですね!
一方で英語力に関しては素晴らしいようです。
というのも、米倉さん。
2012年にブロードウェイの舞台に立つために、その前から語学コーチをつけて猛特訓をしていました。
日本でセリフを言う動画を撮影してブロードウェイの演出家に送ってチェックしてもらい、
OKが出るまで何度も何度もこの作業を繰り返したそうです。(もともと英語が堪能ではない)
この作品を「ずっと続けていきたい」と語る米倉さんですが、
この作品に出演するために並々ならぬ努力を重ねてこられたんですね。
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米倉涼子がブロードウェイの舞台に立てる理由は”ビジネス”?
米倉涼子さんの歌唱力はブロードウェイの基準ではまだ努力が必要ということが分かりました。
しかし、なぜ米倉涼子さんは度々ブロードウェイの舞台に立てるのでしょうか?
そこには「お金」の事情が絡んでいるのは事実だと思います。
ミュージカル「シカゴ」はロングラン作品なのですが、
長年続けているとどうしても売上が落ち込むこともあります。
そのため、短期間のスポットでキャストにゲストを招いて起爆剤にするんだそうです。
その一人が米倉さんなのですが、彼女は日本人なので、
彼女が出演すれば在米の日本人やアジア人の客入りが期待できます。
(実際に米倉さんの公演には日本人客が多いそうです)
このようなマーケティング面でのメリットは明らかですから
米倉さんもそこは理解しておられるはずです。
米倉涼子の価値はお金だけではない?!
しかし、米倉涼子さんを起用した理由はそれだけでしょうか?
もし、ただ単にビジネスだけが理由だとしても、
仮に実力が大きく不足するゲストの起用をしてしまったなら、
次の起用は違う人にするはずです(リピーターが狙えないから旨味がない)。
たとえば、高畑充希さんや長澤まさみさん、天海祐希さんなど
日本で歌って踊れて人気の女優さんは他にもいますよね。
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ですが毎度毎度米倉さんにオファーがあるということは
米倉さんのパフォーマンスをブロードウェイの関係者が評価していると考えて良いのではないでしょうか?
日本のマスコミは大げさに騒ぎすぎるところがありますが、
それを度外視しても米倉さんは実力も認められてブロードウェイの舞台に立っているのでしょう。
これからキャリアを積んでいけばもっともっと腕が磨かれるでしょうし、
さらにブロードウェイでも知名度を上げていってほしいですね。