2016年のアカデミー賞でピアノ弾き語りを披露したレディー・ガガ。2015年には「サウンド・オブ・ミュージックメドレー」を披露しミュージカル女優さながらの圧倒的な歌唱力で大歓声を浴びました。そのパフォーマンスの意外な舞台裏とは?
レディー・ガガ アカデミー賞授賞式の大絶賛パフォーマンス(動画)
2016年のアカデミー賞授賞式でレディー・ガガはレイプ事件をテーマにしたドキュメント映画「ザ・ハンティング・グラウンド」のテーマ曲を弾き語りで熱唱しレイプ根絶を訴え大喝采をうけました。
その前年、2015年の授賞式にレディー・ガガがものすごいパフォーマンスを披露したのをご存知でしょうか?
世界で一番有名と言えるミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」の公開50周年のメモリアルとして「サウンド・オブ・ミュージックメドレー」を披露したのです。しかもそのパフォーマンスはいつものガガからは想像もつかないものでした。
個性的な衣装とステージパフォーマンスでお馴染みのガガ。「サウンド・オブ・ミュージック」もガガ色の強い個性的なパフォーマンスするのかと思いきや、純白のドレスを着て髪の毛を下ろしたシンプルな格好のガガは真っ向からミュージカルソングに挑んだのです。
歌い方もミュージカルそのもの。声を聞くだけではガガが歌っているとは思えないほどです。
では、動画をご覧ください↓
声量といい、ファルセットといい、ビブラートといい、美しいです。
今までのガガのイメージが覆りませんか?歌が上手いことはもちろん分かっていましたがここまでとは思っていませんでした。ちょっと泣きましたww会場の大歓声もガガのいい意味の「裏切り」を賞賛しているようです。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」で主人公マリアを演じたジュリー・アンドリュースはガガと抱き合い感極まっていましたよね。
サウンド・オブ・ミュージックを歌った舞台裏
レディー・ガガのアカデミー賞授賞式での素晴らしいパフォーマンス。この時の舞台裏を授賞式のプロデューサーが語っていました。
レディー・ガガは世界トップレベルのポップスターですが、そんなガガでも「サウンド・オブ・ミュージック」を1日2日の練習で仕上げたようには見えませんよね?
実はこのたった数分のパフォーマンスのためにガガは5ヶ月間も練習したんだそうです。ただでさえ多忙な彼女が5ヶ月も時間を費やすことは容易ではないはずですよね。
それでもそこまで全力で挑んだのは彼女がこの映画や音楽をリスペクトしているからでしょう。彼女は世界屈指のシンガーでありソングライターでもあります。だからこそ妥協できなかったんでしょうし、名作映画の名前を汚すような失礼なことはできないと思っていたんじゃないでしょうか。
彼女は本番で歌い終わった後、颯爽と舞台を後にしました。しかし舞台裏に戻るとかっこいいガガの姿はありませんでした。なんとプロデューサーのもとで泣き崩れたそうです。
そして一言「観客が立ち上がってくれた」とささやきました。
レディー・ガガは本物のプロ意識を持っている、そして音楽を心から愛している人だと伝わるエピソードですね。
奇をてらったパフォーマンスはすぐに飽きられます。しかしガガは超独特なスタイルでも飽きられるどころか世界のトップレベルに居座り続けています。それはきっと彼女が本物のミュージシャンだからなんでしょう。「サウンド・オブ・ミュージックメドレー」で改めてレディー・ガガのすごさを実感させられました。
と同時にふと、2020年の東京オリンピック開会式のパフォーマンスどうなるんだろう?なんて考えて身震いしてしまいました。
世界中に注目される舞台では間違っても口パクJ-POPとかではなく、世界中の人の心に響くパフォーマンスを見せてくれる人に出て頂きたいものです。