朝ドラ「あさが来た」の出演も決まり、近年メキメキと頭角を表している若手俳優工藤阿須加さん。お父さんが工藤公康ソフトバンクホークス監督というのは有名な話です。そして工藤阿須加さんの礼儀正しい好青年ぶりも世間から好感を得ています。工藤阿須加さんのような爽やかな青年はどのように育ったんでしょうか?
目次
工藤阿須加の父親は”平成の星一徹”工藤公康
工藤阿須加さんのお父さんと言えば元プロ野球選手で現ソフトバンクホークス監督の工藤公康さんですね。工藤さんといえば現役時代に所属していた西武、ダイエー、巨人の3球団でそれぞれ日本シリーズを制覇し、優勝請負人と呼ばれたほどの名投手です。現在監督しているソフトバンクホークスでも就任一年目にしてチームを日本一に導く活躍をしています。
工藤監督はメディアに出演するときは気さくで優しそうなイメージですよね。しかし家庭では厳格な父親だそうで、工藤阿須加さんいわく、普段は優しいお父さんですが子どもたちを叱るときはまるで星一徹のように厳しく叱るそうです。
工藤家ではまさに「家長」という言葉通りお父さんが絶対的存在であり、お父さんが出ている試合の中継を子どもたちはテレビの前で正座してみるほどだそうです。
工藤阿須加を育てた工藤家メソッドとは?
工藤家は工藤阿須加さん(長男)を筆頭に5人兄弟の大所帯です(ちなみに妹にはプロゴルファーの工藤遥加さんがいます)。そんな子どもたちを立派に育てた工藤家には独特のルール、すなわち工藤家メソッドが存在します。
メソッドその① メインディッシュはお父さんの残り物
阿須加さんが幼いころから父親が絶対だった工藤家ではご飯の優劣もハッキリと区別されていました。例えば父親だけメインディッシュがキンメダイの煮付けで子どもたちや母親はししゃもやめざしなど。
そして父親がメインディッシュを残したら子どもたちに回ってくるそうです。父親が食べている時に「ちょうだい」とおねだりをしても分けてもらえないことが多かったそうです。
メソッドその② お父さんが負けた日は寝ないで帰りを待っている
試合に負けた日、子供たちに気を使って明るく帰ってくる父親の姿を見るのが嫌(辛く)て、子どもたちで決めたルールだそうです。
夜遅く父が帰ってきたら、兄弟揃って玄関で並んで出迎えます。そして、阿須加さんの仕切で「ご飯ができるまで○○はお父さんの横で話をする」「▲▲はお父さんに飲み物を持っていく」と兄弟の役割りを分担して父にリラックスしてもらえる環境を作っていたそうです。
こんなできた息子たち、昔話でさえなかなか出てこないと思います。
メソッドその③ 運気が下がるとお引越し
父親が試合で負けが続いたりすると、母親が運気のいい方角を探して頻繁に引っ越していたそうです。阿須加さんが子供時代には都内で5,6回引っ越したそうです。
子どもたちは引っ越しに合わせて転向することもたびたびありましたが、どんな時も父親の仕事が最優先の家庭でした。
メソッドその④ 焼き鳥は一本ごとに「ありがとうございます」
焼き鳥屋さんのカウンターで食べている時に焼き鳥を手渡されるたびに「ありがとうございます!」ときちんとお礼をするのが工藤家流。焼き鳥に限らずお寿司でも食べ物でも戴いたものに対してはお礼を言うよう徹底されていました。感謝の気持ちを持つようにという工藤家のしつけ方法です。
以上がテレビ番組で紹介されていた4箇条です。しかしこれは一部でもっとたくさんルールがあるんじゃないかと思います。
工藤家メソッドと母親の想い
近年の父親が軽視される(なんなら虐げられることもある)社会では工藤家のように厳格な教育方針はかなり珍しいですよね。まさに昭和の家庭のようです。父親が働いてくれるから私達が幸せに暮らしていけるということを徹底的に教えこむ教育方式は工藤阿須加さんのお母さんの意向が大きかったようです。
工藤さんのお母さんは工藤家メソッドの根底には父親のための居心地の良い環境づくり、そして、子どもたちを人を尊敬する気持ち、感謝の気持ち、思いやりの気持ちのある人間に育てる。そういう思いで工藤家のルールを作られたんじゃないでしょうか。
工藤公康さんの一家であれば地位もお金もあるでしょうし、どこにいてもチヤホヤされてきたと思いますが、世間ずれしない子供に育て上げたご両親は立派だと思います。工藤阿須加さんを初めて見た時に昭和の二枚目俳優みたいな爽やかで男らしい人だな~と思ったんですが、工藤さんから放たれる好青年オーラはご両親の教育の賜物なんだなと納得しました。