レアル・マドリードのゴールキーパーでコスタリカ代表のケイラー(ケイロル)・ナバス選手といえば、キックオフの直前に必ず行う”祈りの儀式”。レアル・マドリード移籍以降PKセーブ率50%を誇るレアルの守護神の活躍には祈りが深く関係しているようです。彼はいったい何を祈っているのでしょうか?
ケイラー(ケイロル)・ナバス試合開始前の祈りの儀式
ケイラー・ナバス選手といえばレアル・マドリードの頼れるゴールキーパー。史上初のチャンピオンズリーグ2連覇にも大きく貢献しました。
活躍しようがしまいが移籍シーズンが近づくとたびたび移籍の噂が流れていますが、皆さんご存知の通り、その能力は高く、チームメイトからの信頼も厚い選手ですよね。
ナバス選手といえば、試合前の祈りの儀式を連想する人も多いのではないでしょうか?
ゴールの中央でひざまずき、両腕を空に向けて祈りを捧げる姿はなんとも神聖であるとともに、威圧感すら漂わせています。
ゴールネット越しのアングルなんて超絶かっこいいですね。
ナバスはチームメイトの守護神だった
敬虔なクリスチャンであるケイラー・ナバス選手は、試合前に神への祈りを捧げています。
どんなことを祈っているのかを、リーガダイジェストのインタビューで本人が語っていました。
「まず人生において最も大切な健康を神に祈ります。誰もケガをしませんように。すべての人が満足しますようにと祈るのです。」
試合の勝利や自分がゴールを守りきることではなく、チームみんながケガをせず満足した試合をおくれるように願うというのは、キリスト教の教えにもとづいているというのもあるかもしれませんが、ナバス選手の人間性がよく現れている気がします。
彼はR・マドリードのゴールだけではなく、チームメイトを守る守護神でもあったわけですね。
ナバスのPK高セーブ率の秘訣とは?
試合中あまり動揺した様子を見せないナバス選手ですが、PKを取られたときには意外にも心の中で「ノー!PKをとられた!」とショックを受けるそうです(すぐに気持ちを切り替えるようですが)。
ではケイラー・ナバスがなぜ多くのPKを阻止できるのか?
それは彼が直感に従って動くからだそうです。
もちろん選手の研究をしっかり行って、実際にそれを役立てているそうですが、それ以上に大切にしているのが”感じること”。
いつも右側に蹴る選手がいたとしても、蹴る瞬間に「左だ」と感じればその直感を信じてとぶ。
もちろん長年の経験があってこその直感だろうと思いますが至ってシンプルな秘訣ですね。
私はGKをやったことがないので分からないのですが、PKという局面で純粋に己の直感に従って動くって難しいものではないんでしょうか?ましてや常勝軍団といわれるメガクラブですからプレッシャーも相当でしょうし…。
それができるからこそ今の地位を築けたのでしょう。もしかしたら神様が味方してくれているのかもしれませんね。
今シーズンのレアル・マドリードは出だしに躓いていますが、ナバス選手の祈りが通じてチームみんなが満足できるシーズンに盛り返していって欲しいところです。