お中元やお歳暮は日頃の感謝を相手に伝える風習です。しかしこちらが良かれと思って贈っても、贈り先や品によっては、無礼になってしまうものもあります。ぜひお品選びの参考にご覧ください。
目次
お中元やお歳暮で贈るとNGなマナー違反な品とは?
お中元やお歳暮では縁起の悪い物、もしくは縁起の悪いことを連想させる品を贈ることを避けましょう。
1.刃物(ハサミや包丁など)
刃物はちょっと怖いイメージがあるので遠慮する人も多いかもしれませんね。
ハサミや包丁などの刃物=切る道具なので、人と人の縁を断つという意味合いがあり、絶縁宣言と受け取る人もいる”かも”しれません。
肩の痛い義母に、料理がラクになるからと切れ味の良い包丁を贈らないようにしましょう。
2.ハンカチ
きれいな柄のハンカチは日頃のプレゼントにはぴったりですが、お中元やお歳暮にはNGです。
というのもハンカチは日本語で「手巾(てきれ)」と言うため、刃物と同じく絶縁を連想させてしまうNGギフトです。
3.花などの植物
花や木などの植物はそれぞれ花言葉を持っています。
その花言葉の中には不吉なものもあるので、見た目の美しさだけで花を贈るというのは安易です。
ちなみに花言葉は一つの植物に複数ある場合が多いです。中にはいい意味と悪い意味両方を持つ植物もあるので、よほど植物に詳しくない限り、花は贈らないほうが無難でしょう。
4.四や九など不吉な語呂に関連するもの
数字の4=死、9=苦というように、語呂合わせで不吉なイメージを抱く言葉がありますよね。
たとえば髪をとかすクシは「苦死」など。
逆に3,5,7は吉数。8も末広がりで縁起がいいとされています。
5.目上の人に履物(靴や靴下)や敷物
履物は踏む・踏みつけるという意味があります。
そのため目上の人への贈り物としては不向きです。
同じ理由でマット類などの敷物もよろしくありません。
6.目上の人に時計・筆記具・カバン
時計や筆記用具、カバンといったものは、勤勉を連想するアイテムです。
つまり目上の人に贈ることで「もっと働けよ」という印象を与えてしまいます。
7.下着・肌着類
下着や肌着をあげる行為には「施す」「恵んであげる」という意味合いがあります。
つまり「あなたは貧しくて可愛そうな人ですね」というメッセージが込められてしまうんです。
贈る際に気をつけたいもの
1.金券・商品券など
ギフト券は貰う側も本当は便利な品ではあるのですが、特に目上の人に贈るのはよくありません。
金券類=金銭と同義のため、お金を恵んであげるという意味合いが出てしまいます。
また、目上の人に限らずとも、値段がはっきり分かる品物なので、お礼の際に相手に変な気を使わせてしまうので、やめたほうがいいでしょう。
ただし、相手から金券のリクエストがあった場合は無礼にはあたりません。
2.日本茶
日本茶は伝統的に弔事で使われてきたので、縁起が悪いと思われる場合もあります。
しかし、最近では贈り物用の華やかなパッケージのお茶もあり、お茶が贈答品として定番化してきているため必ずしもNGという訳ではありません。
贈る相手が日本茶好きで、かつ気にしない人であれば日本茶を贈ってあげてください。
3.アルコール類
お酒はギフトの定番商品ですが、必ずしも誰もに喜ばれる品ではありません。
お酒好きの人でも、医師から控えるよう言われている人に贈ってしまうと、相手の健康を気遣えない人になりかねません。
また、お酒は人によって好みが大きく分かれるものなので、相手の健康状態や好みを把握していない限り贈らないほうが無難でしょう。
4.近所で見繕ったもの
遠方の方への贈り物であれば、近所で地元の名産品や銘菓を買って贈ると喜ばれますが、
同じエリアに住んでいる人であれば「あそこで買ったのね」とすぐに分かるようなものよりも「こんな美味しいものどこで売っているんだろう?」と喜んでもらえるような品物の方が好印象です。
最近ではSNSの口コミや通販サイトのランキングなどから全国の魅力的な商品を探すことができるので便利ですよね。
商品レビューなどを参考に、一味違った贈り物を選んでみてはいかがでしょうか?
楽天は商品も多いし、口コミを見るのもめんどくさいわ!という方にオススメなのが「47CLUB(よんななくらぶ)」というご当時名物お取り寄せサイト。
人気がある商品が厳選されているので、選ぶ手間も失敗も少ないですよ!グルメ以外にも工芸品などもあり、見ているだけで楽しくなります。