フィギュアスケート

宇野昌磨4フリップ成功!浅田真央に見出された小さな天才 コーチ変えの必要性は?

2015年11月13日

宇野昌磨選手はシニアデビュー1年目の18歳です。2014-15シーズンのジュニア王者に輝いた注目の選手です。今シーズングランプリファイナルでは、シニア初参戦では快挙の銅メダルを獲得しています。彼はかつての浅田真央選手や村上佳菜子選手と同じ山田満知子コーチの門下生です。彼のスケート生活について調べてみました。

宇野昌磨がフィギュアスケートを始めたきっかけは浅田真央

宇野昌磨選手は中京大中京高校に通う17歳。この学校は安藤美姫さん、小塚崇彦選手、浅田真央選手、村上佳菜子選手の出身校です。そして、これまた浅田選手(昔)と村上選手、そして伊藤みどり(昔)さんなどと同じ山田満知子コーチの指導を受けています。

正確はシャイで、ゲームアプリが趣味の今時の普通の高校生です。身長は158cmとまだ小柄で顔も可愛らしいですよね(思春期の男の子にゴメンナサイ)。

でもひとたびリンクにあがると抜群の表現力と力強い滑りをするから、身体が大きく見えて大人の男性顔負けのセクシーさを醸しだすから驚きです。

宇野昌磨 浅田真央との出会いとスケート人生の幕開け

宇野昌磨選手がスケートを始めたのは5歳ぐらいの頃。当時ちょこちょこ名古屋市内のスケートリンクに遊びに言っていたショウマ君。そこにいたのが当時中学生の浅田真央選手でした。

子供好きの浅田選手はショウマ君に「一緒に滑ろう」と声をかけ遊んでくれたそうです。そしてショウマ君はカルガモの親子のように浅田選手の後を追いかけていたそうです。

5歳位の宇野選手と中学生の浅田選手

5歳位の宇野選手と中学生の浅田選手

こんな子がよちよち付いてきたら誰でもキュン♥ってなるわ!

そして、スケートスクールへ入った時、ホッケーかフォギュアかスピードスケートか選ばないといけなくて、浅田選手がクルクル回る姿を見ていたショウマ君は「真央ちゃんと同じのにする」とフィギュアスケートを選んだそうです。エピソードがかわいすぎて泣けます(笑)

そして「グランプリ東海フィギュアスケートクラブ」へ所属し、ショウマ君から宇野昌磨選手になったのでした。

浅田選手のおかげで日本フィギュア界の次世代エースが誕生したんですね~グッジョブ!

宇野昌磨のコーチは山田満知子

宇野昌磨選手は東海クラブに所属して以来、山田満知子コーチや樋口美穂子コーチの指導を受けています。ちなみに2015-16シーズンのプログラムの振付はショート、フリー、エキシビジョン全て樋口美穂子さんが行っています。

山田満知子さんはどんなコーチ

山田満知子コーチは、指導の時は時に厳しく、普段は優しいおばあちゃん(?)のように優しく、教え子たちを家族同然に大切に育てる方です。特にジュニアまでの子どもたちの指導には定評があります。

なかなかやる気がでない子には課題をクリアするとご褒美をあげるなど、子どもたちが楽しく積極的にスケート練習に取り組むようにするのが上手なようです。

浅田真央選手もジュニア時代はスケートが楽しくてしょうがないと顔に書いてあるかのようでしたし、宇野選手も中学生までは何も考えず楽しく滑ることができたそうです。それは山田満知子コーチのおかげなのかもしれませんね。

宇野昌磨が山田満知子コーチを尊敬する理由

2014-15年シーズンから目に見えて頭角を現しジュニアグランプリファイナル、世界ジュニア、全日本とタイトルを総なめした宇野選手。急成長の理由は4回転トゥループと3アクセルを習得したことでした。

当時も山田満知子コーチの指導をあおいでいた宇野選手ですが、実はジャンプコーチとして2014年からアンソニー・リュウコーチの指導を受ける様になりました。

きっかけは山田満知子コーチが「(宇野選手の)ジャンプは海外のコーチに習わせたい」と考えたからだそうです。ジャンプコーチというのは珍しいことではないそうですが、やはりコーチが他のコーチに託すことは気持ち的になかなか簡単な事じゃない気がします。

この山田満知子コーチの選択に宇野選手は驚きつつも「自分のことより選手のことを第一に考えてくれている」ととても尊敬していました。

やはり、山田満知子コーチもそこまでしてでも宇野選手に世界トップレベルの選手になってほしいと願っているんでしょうね。

宇野昌磨はコーチを変えるべき?

山田満知子コーチの門下生が伸びてくるとこういう議論が必ずでてきます。というのも、山田コーチの教え子はジャンプにクセがありシニアになると苦労すると言われているからです。

宇野選手の場合はジャンプ対策されているのでそこまで急務では無いんじゃないかなと思います。むしろ、中京リンクは環境もいいですし練習に専念できているのであれば、今すぐ環境を変える必要性は薄いかなと。

それに、宇野選手は今ノリノリですし、スケーティングも表現力もありますからね。

ただ、山田満知子コーチは「子供を指導するのが好き」「楽しく滑らせてあげたい」「家族のように仲良くやりたい」「結果よりも過程が大事」こういう精神を持っておられます。先ほど書いたように、山田コーチのやり方はジュニアまでの選手にはとても適していると思います。人間的にも素晴らしいです。

しかし、アスリートには勝ち負けがありますし、実力者ほど結果が求められる世界ですから、そういう意味では勝つスケートを学べる師匠の元へ行くのはありだと思います。っていうか行ってみて欲しい。羽生選手も高橋大輔選手も外国人コーチに師事してから結果が出ていますし。国内でも良いコーチがいたらいいけど、名古屋の他コーチは無理だろうし、他は今以上の環境はなかなか無いですからね。

宇野昌磨選手は「4回転をちゃんと跳べるようになってから試合が楽しみになった」「できなかったことができるようになるのが一番うれしい」と語っています。勝負師にふさわしいメンタルだと思います。このまま宇野選手の「もっと上を目指したい、勝負したいという」意識が高まっていけば、数年のうちに自らコーチと環境を一新したいと思うようになるかもしれませんね。

あと、欲を言えばモロゾフさんの振付とかで見てみたい。

おまけ:宇野昌磨は浅田真央を尊敬していない?!

まぁ、釣りタイトルですが(笑)あながちウソじゃないので読んでみてください。

宇野昌磨選手は最近になったやっと浅田選手の凄さに気づいたそうです。それまでは「小さい頃からお世話をしてくれたおねえちゃん」という意識が強かったらしい。すごい話ですよ(笑)身近な存在すぎてよくわかんなかったんでしょうね。

でも自分が大会で優勝したりするようになってからは「浅田真央選手くらい努力しないと、あんなにすごい選手になれないんだ」と気づいたそうです。頂点を極めてもなお努力を惜しまない姿勢がいかに大切か学んだんですね。浅田選手はこの先も宇野選手の最高のお手本でしょうね。

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ということで、宇野選手は羽生結弦選手に次いで日本のエースになる選手だと思っています。トゥーランドットは男子フィギュアを見ていて久々に鳥肌たちました。

追記:宇野昌磨、試合で4回転フリップに成功!

2016年4月22日、第一回コーセー・チームチャレンジ・カップで宇野選手は4回転フリップに成功しました。ついにやりましたね!っていうか、ジャンプの進化スピードが早すぎます。

ついこないだ4回転ループをプログラムに入れるんじゃないかと騒がれていましたがフリップが来るとは!4ループ含めて今後の進化が楽しみでしょうがない。来シーズンの楽しみが増えました!できれば樋口先生以外の振付も見たいけど・・・。

とにかく宇野選手おめでとうございます!!

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