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三原舞依の難病「若年性特発性関節炎」とは?完治した?再発の可能性は?

time 2017/03/29

三原舞依の難病「若年性特発性関節炎」とは?完治した?再発の可能性は?

2016-17年シーズンにニューヒロインが誕生しました。三原舞依選手。17歳シニア1年目にして四大陸選手権を制覇した彼女が難病を乗り越えたということは多くの人が知るところですが、では彼女の難病とは一体どんな病気なんでしょうか?そして、今後、再発や選手生活に影響するというような心配はないのでしょうか?

三原舞依選手が患った「若年性特発性関節炎(JIA)」とはどんな病気?

日本のエース宮原知子選手の怪我によって、ニューヒロインの三原舞依選手にはわれわれ日本人の期待が集まっていますね。世界選手権でも彼女らしい笑顔の演技を期待したいところです。

三原舞依選手といえば、2015-16シーズン半ばに突如、難病「若年性特発性関節炎」という難病を患い、その治療のために長期間競技から離れていました。

皆さんはこの病気についてご存知でしょうか?

テレビでは三原選手の病気について「一万人に一人の難病」「全身の関節に痛みが襲う」というような説明をしていますが、もう少し具体的に調べてみました。

若年性特発性関節炎とは?

小児(16歳未満)で発症する関節リウマチ(関節炎を主な症状とする病気)のことです。
“若年”とは「若い」ということですが、ここでは「小児」という意味で使っています。“特発性”とは「原因不明」を意味する医学用語です。
これまでは国によって、「若年性慢性関節炎:JCA」や「若年性関節リウマチ:JRA」など呼び名が異なっていましたが、現在では「若年性特発性関節炎:JIA」と世界的に統一されています。

http://www.riumachi.jp/jia/about/index.html

主なタイプは2つ

若年性特発性関節炎(以下JIA)には大きく分けて2つのタイプが存在します。

一つは全身型、そしてもう一つが関節型。関節型の中には手首や指など体の一部(4ヶ所以下)に症状が現れる少関節型、体の5ヶ所以上(多いときには数十ヶ所)に症状が現れる多関節型というような分類があります。

若年性特発性関節炎の主な症状

どのタイプにも共通するのは、慢性的な関節の炎症です。 関節に炎症があることで、痛みだけでなく、赤くなる、腫れる、熱をもつ、動かしにくいなどの症状がみられます。
適切な治療を受けないと関節破壊が進行して、関節としての機能が果たせなくなることがあります。

http://www.riumachi.jp/jia/about/index.html

炎症を起こす部分が多いほど症状は重くなります。

多関節型ではひどい場合には、関節の痛みや炎症に加えて、微熱・倦怠感・食欲不振などの全身症状が現れることもあるようです。

そしてさらに重いのが全身型。以下のような症状が現れます。

弛張熱(特徴的なパターンを繰り返す発熱)、リウマトイド疹と呼ばれる発疹、関節炎が主にみられる症状です。胸膜炎(肺と胸壁の内側をおおう膜の炎症)、心膜炎(心臓をおおう膜の炎症)、肝脾腫(肝臓と脾臓が大きくなっている状態)をともなうこともあります。
全身型ではマクロファージ活性化症候群(MAS:コントロール不能な発熱、リンパ節の腫れ、肝脾腫などをともなう)と呼ばれる重大な合併症を起こす可能性があるので、注意が必要です。

http://www.riumachi.jp/jia/about/index.html

発熱は40度を超える場合もあるようです。

http://www.nanbyou.or.jp

発熱時には発疹がサーモンピンクになる↑。

発症する割合は?

若年性特発性関節炎の患者さんの割合は、小児の人口10万人あたり8.79人との報告があります。
タイプ別では、全身型が42%、少関節型が20%、多関節型が32%、その他が6%を占めています。

http://www.riumachi.jp/jia/about/index.html

患者さんには1歳から5歳の幼児の割合が多いようです。

発症率に男女差はないという情報もあれば、女子に多いという情報もあります。そして、この病気にかかっている子は日本全国に5000人程度いると考えられています。

同じ病気の子供達にとって三原選手は希望でしょうね。

三原舞依は何型?

三原選手の場合、全身の痛みや発熱があったようです。発症割合から考えると全身型の確率が高いようですが、もしかしたら炎症部位の多い多関節型かもしれません。

治療方法は?手術するの?

JIAの主な治療方法は薬物療法となります。

全身型

主にステロイドを用います。ステロイドをどうしても減量できない場合には免疫抑制薬が、関節炎が持続する場合にはメトトレキサート(MTX)などの抗リウマチ薬(DMARD)が併用されることもあります。そうした治療で症状が改善しない場合には、生物学的製剤が使われます。

関節型

非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAID)、メトトレキサート(MTX)による治療が行われます。少量のステロイドや他の抗リウマチ薬(DMARD)、免疫抑制薬が使われることもありますが、そうした治療で症状が改善しない多関節型の場合には、生物学的製剤が使われます。

手術する場合も

通常は薬物療法とリハビリを組み合わせて治療するのですが、それでは補えないほど日常生活に不自由が生じる場合はまれに手術を行うこともあります。ですが、たいていは成人になってから手術を行うそうです。(三原選手には手術の情報はありませんよね。)

完治するの?再発の恐れは?

若年性特発性関節炎の症状は、数年後に消失することもあります。少関節型では半数以上の小児が、また多関節型や全身型では半数よりやや少ない小児が完治します。早期の治療により、ほとんどの小児が正常な身体機能に改善します。

http://www.msdmanuals.com

(全身型)
再発を繰り返す例も少なくありませんが、約80%の患者さんはステロイドを中止して完治することができます。
ただ、残りの約20%は、ステロイド減量中に発熱を伴って再燃を繰り返したり、発熱はなくとも関節炎だけが持続する患者さんです。このような患者さんでは、ステロイドの副作用や関節の機能障害が深刻な問題となり、また病気を成人期にまで持ち込むことになります。しかし、このような患者さんに対して、生物学的製剤が使われるようになり、より少ない投与量のステロイドで寛解状態を維持できたり、ステロイドを中止出来る患者さんが増えました。また、関節炎が続いている患者さんでは、関節破壊の進行も阻止できるようになりました。

http://www.nanbyou.or.jp/entry/3946

つまり再発する場合もあるけれど、大多数の患者さんは完治が見込めるという病気のようです。

そして症状が長引く患者さんには”生物学的製剤の導入”が治療に大きく役立っているようですね。

三原舞依の難病は完治したのか?

心配なのは三原選手の現在の症状ですよね。

以下の動画で三原選手の病気の現状について少し取り上げていました。

  • 現在もひと月に一度通院している
  • 天候や体調によってガクッとできなくなる時がある

ということで、発症前の体に完全に戻っているわけではなさそうです。ですが医師の指導や自己管理、周りのサポートで自分の身体と上手く付き合っておられるようです。

三原舞依ってスゴイ

三原舞依選手の病気は不治の病ではないとはいえ、どんなに辛いものであるか分かっていただけたと思います。

おそらく、お医者さんの”完治”が意味するところは日常生活を普通に送れるということだろうと思いますが、三原選手はさらに負担の大きいスポーツの世界に帰ってきました。しかも日本を代表するアスリートとして。

そして苦労した影を微塵も見せずに幸せいっぱいにリンクを舞っています。

これがどれだけ偉大なことなのか・・・一回り以上年下の女の子にただただ尊敬しかありません。

でも、だからこそ彼女の演技を見るときは「彼女は病気を克服してエライ」という贔屓目(?)を捨てなければと思いました。だって、彼女は強い意志と決意とともに厳しい世界に戻ってきたんですから。

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