お笑い

桂歌丸 冨士子夫人は恐くてブスなのか?笑点恐妻家はウソ?苦労話が泣ける

2016年5月18日

国民的お茶の間番組「笑点」が50周年を迎えました。Mr笑点こと桂歌丸さんは51周年目最初の放送で笑点から卒業します。歌丸さんといえば鉄板ネタの一つに恐妻家ネタがあります。番組内にたびたび登場する歌丸さんの奥様・冨士子さんとはどんな人なんでしょうか?

笑点一の恐妻家歌丸の妻・ふじこ夫人ってどんな人?

31.media.tumblr.com

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ことあるごとに「天皇陛下よりも頭が上がらない」「妻の前では何も言えないから楽屋では妻の愚痴ばかり」「文句を言えば出刃包丁で・・・」など妻に恐れおののく歌丸さん。笑点では歌丸さんの恐妻家ぶりをイジられまくっていましたね。

そして冨士子夫人=ブサイクというのもまた大喜利の鉄板ネタ。例えば圓楽さんが携帯の待ち受け画面の冨士子さんに「オエェ~~」とえづけば、「失礼だよ」と画面を覗き込んだ歌丸さんも「オェェ~」っと被せてくるやり取りなんて傑作です(歌丸師匠の笑点卒業が本当寂しい・・・泣)。

そうなると視聴者としても冨士子夫人がまるでモンスターかのような想像をしてしまいますよね。実際どんな人なんでしょうか?

歌丸の若手苦労時代を支えた冨士子夫人

冨士子夫人は歌丸さんより4つ年上です。結婚したのは歌丸さんが21歳の時でした。

ずいぶん早いですが、そこには歌丸さんの壮絶な生い立ちが関係しています。

 

横浜の真金町にあった遊郭「富士楼」の一人息子(お坊ちゃん)として生まれた歌丸さん。3歳で父親を亡くし、母は実家の千葉へ。歌丸さんは祖母に女手一つで育てられました。

小学校4年生の頃から噺家になることを夢見ていた歌丸さんですが、「好きな道に進むのが一番」と祖母が送り出してくれたことで中学3年で古今亭今輔さんに弟子入りします。しかし翌年最愛の祖母は心臓発作のため他界。「富士楼」も店じまいし、歌丸さんは若干16歳で無一文の独りぼっちになったのです。

そういった経緯から歌丸さんは早く家族を持ちたいという願望があったようです。

ameblo.jp

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そして冨士子夫人との馴れ初めですが、

今輔師匠が紹介しようとしていた女性がまったく好みじゃなくてね(笑)。つい『好きな人がいます』って言っちゃって、ご近所さんだったから声掛けた。
http://www.otsukastone.co.jp/en2005/01.html

とのことです。まぁこれは照れ隠しかもしれません。

当時の歌丸さんは駆け出しの噺家だったので、冨士子さんも苦労するのは目に見えていたでしょうし、実際にご両親の猛反対だったそうです。それでも結婚に踏み切ったのはお互いに特別な気持ちがあったからなんじゃないでしょうか。

そして苦労生活を覚悟して結婚したものの・・・

寄席の給金は1日150円。電車賃を引くと、ほとんど残らない。電気も水道も止められ、2人で化粧品のセールスや、マッチ箱の内職など何でもやった。
http://www.otsukastone.co.jp/en2005/01.html

実際に安定して3食食べられるようになったのは笑点で名前が売れた40歳手前からだそうです。

結婚して20年近く、しかも二人の子供を抱えて、そんな経済状態でも夫の夢を応援し続けるなんて誰にもできることじゃありません。

それに、いざ夫が売れれば「恐ろしい嫁、ブサイク」と全国民の前でイジられるんですよ。そりゃあ歌丸さんも夫人に頭が上がらないのは当然でしょう。

また近年体調を崩し、笑点と落語家の引退を考えていた歌丸さんに「引退してなにするの?お父さんには寄席があるじゃない」と、歌丸さん再び奮起させたのは冨士子さんの一言だったそうです。大病を繰り返してもそのたびに「不死鳥」のようにカムバックする歌丸さんがあるのは奥様のお陰なんですね。(笑点は降板しても落語家は現役です。)

歌丸嫁・冨士子さんの顔が見たい!

笑点では準レギュラー級に名前が出てきた冨士子さんですが、実はほとんどメディアに姿を現すことがありません。

そんな貴重な冨士子さんのお写真がこちらです。

www.geikyo.com

www.geikyo.com

girlschannel.net

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http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/ 座布団10枚獲得賞「クィーンエリザベスIIの夕べ」より

↑若いころ。

ブサイクとか、鬼嫁という感じは全くない、上品で人の良さそうなご婦人という印象です。やっぱり、笑点の冨士子キャラはかなり誇張されているんでしょう。

歌丸と冨士子夫人はおしどり夫婦

お二人が結婚されてから来年で60年になります。

結婚50周年の際に歌丸さんはこう語っていました。

家内には若いうちは苦労させましたが、その反動で家では一番威張ってます。夫婦ともども手を取り合って落語の道を歩んでいきたい。
http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20071124-287033.html

そして笑点卒業を決意した時に、ねぎらいの言葉を掛けられたか?と問われた冨士子夫人の返答は

そういう言葉は、別にないですけれど、言われなくてもわかっているからいいですよ(笑)。
http://jisin.jp/serial/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%A1/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%A1/23885

頭が上がらない旦那と、器の大きな妻。それも事実でしょうが、それ以上に二人は揺るがない強い信頼関係で結ばれていることが伝わります。

お二人ともいつまでもお元気で、歌丸さんのますますのご活躍をお祈りしています。

 

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