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「あさが来た」オープニングタイトルバック作者は二人の大物 イラストのこだわりとは

time 2015/11/09

「あさが来た」オープニングタイトルバック作者は二人の大物 イラストのこだわりとは

朝ドラ「あさが来た」の視聴率は現在上り調子で絶好調ですね!AKB48のテーマ曲は賛否両論ありましたけど、これほど本編が面白いと主題歌にも慣れてくるというもんです。ところで、OPタイトルバックのグラフィックがとても素敵だなと思い、作者やイラストに込めた想いについて調べてみました。


あさが来たのタイトルバック、色使いやイラストのタッチなどとても印象的ですよね。懐かしくもあり可愛らしくもあり。うちの家族なんて「こんな絵欲しいな~」「色使いがいい」と、目に入ったら条件反射かというぐらいいつも言っています。

「あさが来た」タイトルバックの作者は副田高行×藤枝リュウジ

このタイトルバックはアートディレクターの副田高行さんが企画・ディレクションを担当し、藤枝リュウジさんが副田さんの意見やオープニング曲「365日の紙飛行機/AKB48」の歌詞に合わせてイラストを描いています。

お二人についてちょっと紹介します。

アートディレクター副田高行(そえだたかゆき)の代表作とこだわり

soedatakayuki
http://shiga-motherlake.jp/

副田高行さんは1950年生まれ、福岡県生まれ東京育ち、自身が立ち上げた副田デザイン制作所のアートディレクターです。

サントリーウィスキー「KONISHIKI」、ANA「ニューヨークへ、行こう」、トヨタ「エコ・プロジェクト」「ReBORN」、シャープ「AQUOS」、earth music & ecologyなど有名企業の広告を多数手がけています。

 

副田さんは作品を作る際に心がけている点についてこう語っています。

―強いて言えば、人の琴線に触れるというか、さぐるというか、そうした点でしょうか。
よくある二流のものは、表層的で、「それっぽい」ものばかりです。もっと日本人の情緒って深いものだと思うのです。
雨という表現ひとつをとっても、英語ならRAINで済んでしまいますが、日本語は、小ぬか雨、霧雨、小雨、あるいは、どしゃぶりまで本当に多彩でしょう。
広告主の言いたいことを一方的に押しつけるのではなく、見る人に何か感じてもらう、ここが一番のポイントだと思っています。

http://shiga-motherlake.jp/より引用

実際に彼の作品を見てみると意味がよく分かります。


最後の「毎日」というのがこの商品のコピーです。コピー意外文字や言葉で情報は入ってきませんよね。

映像ではミムラさんが演じてる奥さん(?)の日常が細やかに描かれていて、彼女の生活に「しろ」が寄り添っているかんじです。

美味しそうなサンマに、ゆったりと流れる時間。そんな生活に心を動かされた人は自然とこの商品に興味を持ってまうんじゃないでしょうか?

soedatakayuki01
http://www.2121designsight.jp/

そしてこれは2002年正月のANAの新聞広告です。当初はSMAPを使った広告にしたいという企業の希望もありました。しかし、ニューヨークは前年の同時多発テロで打撃を受けていたこともあり「金銭や物資のサポートより観光客が返って来たほうが街の回復の手助けになる」という思いを込めてこの広告を提案したそうです。あの時期にこの広告を見ればたしかに「”今”ニューヨークへ行く意味」を考えるんじゃないでしょうか。

 

このように、無駄なものは省いてシンプルかつ繊細な描写とコピーで見る人の心に訴える。これが副田さんのスタイルのようですね。

イラストレーター藤枝リュウジの代表作

fujiedaryuji
http://rcc.recruit.co.jp/

藤枝リュウジさんは1943年生まれ、株式会社藤枝リュウジデザイン室を主宰。イラストレーター兼アートディレクター兼絵本作家です。

代表作は絵本『よるくまくるよ』、『こねこにこにこねどこでねころぶ』など。NHKこども番組「ハッチポッチステーション」や「クインテット」「フックブックロー」などのキャラクターやアートディレクションも手がけています。

よるくまくるよ

フックブックローOP

「あさが来た」のタイトルバックといいどの作品も藤枝さんにしか出せない温かみとか素朴さがありますよね。そして、副田さんと同様にシンプルだけど一度見ると忘れないイラストだと思いました。

個人的には「クインテット」を初めて見た時、管楽器を演奏するキャラクターの人形が指の一本一本まで動かしすクオリティの高さにびっくりしていました。

 

そして、最近見つけたんですけど、クオリティーと言えば「ハッチポッチステーション」でQUEENのボヘミアン・ラプソディのパロディをやってて(下の動画)クオリティが半端なかったので興味ある人は見てみてください。知らない人も原曲のPV見ると驚きますよ(笑)

子供番組のクオリティじゃないでしょ!w

でもこんな楽しい音楽を子供の頃から聴けるなんて幸せですけどね。

 

あさが来たOPタイトルバックへの思いとは?

そんな二人の超一流クリエーターが手がけた作品が「あさが来た」のオープニングなんですね。

これを最初に見たときに一番印象に残るのは美しい色彩じゃないでしょうか?

これにはこだわりがあるそうです。

「あさが来た」の舞台は幕末~明治を描いています。幕末というと「激しさ」とか「革新」とか「戦い」とかいうイメージが強いので、一見さわやかな朝ドラとは結びつかなそうですよね。そこで「元気な朝を迎えて欲しい」という想いであえてポップな明るい色と温かみのある手書きのイラストを用いたようです。

そして、このイラストはAKB48のテーマ曲「365日の紙飛行機」聴いて描かれています。歌詞の内容のように人生にはいい時もあれば悪い時もあるということを表現するために雨雲(不幸)や水に浮かぶ一輪の椿(希望)を描いています。批判の多かったAKB48の曲が馴染んできたのはこのイラストの効果も大きいと思います。

そのうえストーリーを象徴するようなアイコンもたくさん出てきますね。天秤測りとか三味線とか、加賀屋のロゴとか。実は微妙に動いている部分もあったりするそうですよ。毎日見ているといろんな発見ができるようにという遊び心なんですって。

このタイトルバックにも副田さん、藤枝さんに共通する「シンプル」というスタイルが生きてます。

例えば茅葺屋根が連なるイラストは黄色と青のコントラストが印象的ですよね。藤枝さんは建物の他に猫や人の影も描こうと思ったそうですが、二人で今の形に決めたそうです。屋根の形と窓で家だと分かりますが、他になにもないので不思議な模様にも見えます。同じようにサーモンピンクの背景に分銅が一面に並んでいる絵も北欧のパターン模様のように見えませんか。

究極に削いでいくことで視聴者はいろいろと解釈や想像ができるし、写真の波留さんと鮮やかな着物がさらに引き立ちますね。

 

明日からもマジマジと観察して、隠れミッキー的にこだわりを発見したいなと思ってます!

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