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「あさが来た」高視聴率は続く?批判もあるけど…「まれ」との違いを比較

2015年11月5日

朝ドラ「あさが来た」がスタートして1ヶ月経ちました。視聴率は好調で、週の平均視聴率が上がってきています。「あさが来た」はこのまま好調を維持できるでしょうか?「あさが来た」が支持される理由とは?前作「まれ」と比較して考えてみました。

「あさが来た」最高視聴率更新中!世間の反応まとめました

NHKの朝ドラ「あさが来た」が始まって5週間経過しました。どうやら「あさが来た」は絶好調のようです。週間平均視聴率は第一週が20.3%でしたが、週を重ねるごとに上昇して、第5週の時点で22.8%まで伸びています。11/3にはこれまでで最高の24.1%の視聴率を叩き出しています。

視聴者ウケもいいようですし今後もどんどん波に乗って行きそうな予感です。

視聴者の反応は?

『「あさが来た」面白いよ☆毎日録画して見てます。
朝ドラの王道を歩みつつ、歴史上の人物を登場させて大河ドラマっぽい味付けも面白い』

『これからのストーリー展開や視聴率がどう推移するかわからんが、これは大当たりすると見て良いだろうな。』

『テンポがとてもいい。15分がすぐ終わる。朝から元気をもらえる。』

『視聴率なんかどうでもいい。面白いから見てるんだ!』

『次が見たいと思わせる構成が上手いよなあ。』

『僕は今から「あさロス」が怖いです』

『「あさが来た」はあまちゃんよりいいかも?
このまま上手く作ればカーネーション、マッサンを上回る作品になるのでは?配役が完璧過ぎて流石に楽しむしかないね(笑)』

yahoo!ニュースのコメントより引用

とにかくべた褒めの意見が大多数です。始まって一ヶ月そこらで早くも視聴者の心をガッチリ掴んでますね!

一方でこんな意見も目立ちました。

『「まれ」はストーリーも歌も全てがよくなかったから、ギャップが激しい。』

『次の日が楽しみという、本来の朝ドラが戻ってきました。』

『石川県民ですが、「まれ」より「あさが来た」のほうが圧倒的に面白いです。次の展開が見たくて仕方ないw』

『前作はあまりにもくだらなく、つまらなくって1週間で脱落したけど、今作は良くできていると思うよ!』

『メリハリとテンポの良さ!これはいいドラマです。前作はとにかくダラダラしていたからなあ。』

『なんだろう。まれの時は15分が経つのが遅く感じたが、あさが来たは15分経つのが早く感じる。』

『個人的には「まれ」のせいで朝ドラからは離れてしまいました』

yahoo!ニュースのコメントより引用

とにかく、前作が・・・・だったから今回は余計に面白く感じるというような意見もかなりありました。もう終わったドラマを引き合いに出すのは下世話な話ですが、「まれ」→「あさが来た」の流れ上「まれ」の評価が「あさが来た」の評価に影響しているのは間違いないでしょう。っていうことで前作「まれ」と「あさが来た」の違いを主人公を比較して考えてみました。

「まれ」と「あさが来た」主人公の共通点があった

共通点といえば女性が主人公(朝ドラでは当たり前ですが)。そしてヒロインに男勝りの行動力があり起業する。ちょっと頼りない旦那と結婚する。人前ではあまり涙を見せない。色気が無い。

という感じでどちらも自分で運命を切り開いていこうと努力する人物です。時代背景や家庭環境も違うので比較しようがない部分はたくさんありますが、二人のように目標に向かってどんどん進んでいくというのは朝ドラヒロインとしては魅力的な人物像だと思います。

では、視聴者の反応が正反対になるほどの二人の相違点は何でしょうか?

「まれ」と「あさが来た」のヒロインの相違点

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フィクションの「まれ」ノンフィクションの「あさ」

最も大きい違いは実在する人物かどうかということでしょう。「あさが来た」は広岡浅子という実在の人物をモデルにしています。伝記的ドラマは始めから展開が分かるもののリアリティがあり視聴者が共感しやすいですよね。

一方架空の人物「まれ」の魅力は脚本の良し悪しに全て掛かっています。その脚本が受け入れられなければドラマはコケてしまいます。

それに、「あさが来た」は主人公の一生を追っているのに対して「まれ」は主人公が自分の道を見つけて歩いて行く過程を切り取ったドラマです。どうしても人物のはじめから終わりまでを描くほうがスケールが大きく感じますよね。

一本道の「あさ」、回り道の「まれ」

次の相違点はドラマの展開に一番影響を与えるヒロインの気質です。

「あさ」は幼い頃からオテンバで性別も批判もお構いなく自分が興味を持ったこと(勉強やソロバン)に挑戦する子でした。その気質が大人になっても人格の「核」となっています。突拍子のない行動も幼いころの「あさ」を知る視聴者からすればなるほどと納得できます。

「まれ」は幼いころ、ダメな父親の影響で夢が大嫌いな子でした。でも大人になってから心の底に眠っていた夢に気づき、世界一のパティシエを目指します。しかし世界へは行かず結婚・出産し地元で店を出します。人の考えは変わるから夢嫌いから夢大好きになってもいいと思いますが、結局「世界一」への挑戦が中途半端だったので「まれ」の本当の理想が分からないまま終わった印象です。

お家のための「あさ」、自分のための「まれ」

「あさ」はオテンバだけど「女はお家を守れ」という親の教えを守り通します。女房や母親らしいことはできないけどお家存続のために必死で新事業を始めます。

「まれ」は嫁ぎ先が漆屋よりパティシエの方を優先していました。旦那の応援もあったのでそれは構わないんですが、それなら中途半端に漆屋の女将修行とかせずにストイックにパティシエをして欲しかったし、世界一のパティシエはゆずれない!というコレといった強い理由があったらなと思います。逆に家庭に「世界一の幸せ」を見出すのがメインならパティシエから母親に転身する葛藤とかを描いたほうが面白かった気もします。

これらを踏まえて「あさ」の性格の方がシンプルで理解しやすいと思いませんか?

朝ドラといえばヒロインの性格に惚れたり、共感できることがドラマの評価に大きく関わります。そういう意味で「まれ」と「あさが来た」の視聴率に差が出ているのでは無いでしょうか?

一番大きい違いは脚本の質?

とは言え、主人公に多少共感できなくてもお話自体が面白ければ問題無いですよね。「まれ」は重要な登場人物が多すぎてお話が浅く広くなってしまった印象です。

「あさが来た」は主要人物を絞って深く濃く話を掘り下げている印象です。私個人としては後者のようなストーリーが好きです。(まれファンの方失礼しました!あくまで個人の考察です)

「あさが来た」にも批判はある

まずは主題歌がAKB48だという事に否定的な意見が多数あります。まぁ朝ドラ+アイドルって今まであまりイメージになかったですしね。でも、毎日聴いているとそんなものだと思えてきますけど。

でもAKB48がゲスト出演とかあるなら、個人的にはちょっと違うかな~とは思います。

そしてもう一つは「びっくりポン」です。

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驚いた時に使う決め台詞としては「じぇじぇじぇ」の二番煎じ感がありますし、くら寿司先輩もいますしね。

ドラマ開始前に「びっくりポン」の存在を知った時はつまらなそうなドラマだなと思ったのですが、今は話がおもしろいので個人的には「びっくりポン」も気になりません。というか、否定的だった「びっくりポン」を日常生活で使ってる自分がいます。でも大半「びっくらポン」と言い間違えますけどね。

まぁどちらも大きな批判では無いですね。「あさが来た」の作りこまれたストーリーが今後どう展開していくか楽しみです!








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